【食材の高騰】学校にも影響…“給食費引き上げ”で保護者は
様々な物の値上げが相次ぐ中、小学校の給食にも食材高騰の影響が及んでいます。東京・葛飾区では、4月から給食費が値上げされ、値上げ分は保護者ではなく区が負担しています。栄養のバランスは守りながらも、予算内に収まるように、メニューの工夫もしているということです。
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私たちの家計を直撃している値上げラッシュ。東京の戸越銀座商店街では、「何から何まで全部上がっている。安いところに、なるべく行くようにしたり」「つらいですよね。電気代とかガス代も上がるしね。夏に向けて怖いです」といった声が聞かれました。
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個人経営の蒲鉾店の店主に話を聞きました。
後藤蒲鉾店 後藤学店主
「全部(の値段)を上げてるわけではなく、個数を減らしたりとか、そういう工夫をしてます。うちみたいな専門店だと、(特定の商品を)めがけて来るお客さんがいるので、値段を上げてしまうと、離れていったりすることもあるし」
一部の商品については、値上げや少し量を減らすなどの対応をとっていますが、多くの商品では価格を据え置いているといいます。
後藤学店主
「利益率が下がってしまっていると思うので、(値上げも)今後、検討していかなきゃいけないかなと思っています」
一方、ほしのベーカリーでは、1月からすべての商品を10%値上げしました。小麦粉を始めとする原材料費や、物流費の高騰などが値上げの理由ですが、高価格帯のパンが以前より売れにくくなっているということです。
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小学校の給食にも、食材高騰の影響が及んでいます。13日、給食の時間に、東京の葛飾小学校を訪れました。黙って食べる「黙食」ですが、子供たちから時折、笑みがこぼれます。
小学3年生
「あんまりしゃべらないんですけど、おいしいので楽しいです」
小学3年生
「いっぱい食べ過ぎて、今おなかいっぱい。(好きなメニューは)焼きそばとか、ラーメンとか」
東京・葛飾区では、4月から学校給食費を引き上げ、小学校3・4学年の場合、1食あたり278.75円と、前年度と比べ約18円アップしました。値上げした分は、保護者ではなく区が負担しているといいます。栄養のバランスは守りながらも、予算内に収まるようにメニューの工夫もしているということです。
葛飾区立 葛飾小学校 牧野昭太郎校長
「キャベツとか白菜なんかが、比較的安く入るというので、そういったものを食材として使って、切り身肉を1枚出すという献立ではなくて、こま(切れ)肉とか、挽肉のような値上がりの少ない肉を使って、工夫しているというような対応です」
また、東京・杉並区でも給食費が値上げされ、小学校1学年から4学年の場合、1食あたり4円アップしました。値上げ分は、保護者が負担するということです。
小学2年生の母親は、「下にも(小学校入学前の)男の子がいて、かなり食費がかかっているので、困っています。給食費もなるべく上がらないでほしいなと思っています」と話しました。
(2022年5月13日放送「news every.」より)
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