不明の美咲さん10歳誕生日「血縁関係矛盾なし」から一夜・・・沢沿いに“足跡”関係は?(2022年5月13日)
13日は行方が分からなくなっている小倉美咲さんの10歳の誕生日です。母親のとも子さんには信じて続けていることがあります。見つかった骨は「血縁関係であることに矛盾がない」との結果は出ましたが、別の骨についても鑑定が進められています。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「ミトコンドリア型DNA鑑定の結果、私と血縁関係があるとして矛盾はないという結果が出たという報告を受けました」
小倉美咲さんの母・とも子さんが12日に更新したブログです。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「5月13日は美咲の10歳の誕生日であり、母親としては1年で一番、一緒に過ごしてあげたい日です。その前日に今回のような鑑定の結果が出て、言葉にならない想いです」
一緒にお祝いした3年前の誕生日、7歳になった美咲さんです。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「あいさつはって聞いたら、『きょうはお集まり頂きありがとうございました。これからもよろしくお願いします』と話したと思うんですけど、その言葉もお姉さんになったなって聞いていて思ったので、これからの成長がとても楽しみだなと」
娘は、どこに行ってしまったのか・・・。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「地形が変わっちゃっている。当初はここに本当にチョロチョロって水が流れてたんですよ。この水を触ってたみたいで。本当に、ここでこうやって『冷たい』って」
いなくなってから1年後の現場は台風の影響で様変わりしていました。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「砂利のところから沢を眺めてた。もっと平らだったんですけど。どちらかというと慎重で怖がりなんで、自ら危険なことはしないし」
初めて背負ったランドセル。
美咲さん(当時6歳):「楽しいです。実際は(荷物が)もう少し多いってお姉ちゃんが言っていました。さあ、どのくらい重いんでしょう」
部屋には半年しか使っていないランドセルが残されています。1年2組と書かれた上履きも・・・。大きな丸をもらった練習帳や絵も。美咲さんの小学校生活の痕跡です。
不在のまま美咲さんは進級し、不在のまま美咲さんの通知表が渡されます。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「本当に込み上げて来るものが多すぎて、最後まで見られませんでした」
いたずらに過ぎる時。不在のまま迎えた去年の誕生日。
とも子さんは美咲さんが大好きだった動物園を訪れ、ビラを託しました。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「すべての動物に話し掛けて回る子だったので、どこを見ても思い出があります」
美咲さんがいなくなったキャンプ場近くの沢で人の骨が見つかったのは先月。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「1人だったら絶対、行かないと思うので」
美咲さんはこの春、4年生になっていました。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「担任の先生から『今ここにいないけど、美咲ちゃんは同じクラスの仲間だから早く一緒に過ごせるように皆で同じ気持ちで待ってようね』とクラスで話をしたところ、子ども達が皆がうなづいていたというお話をお聞きました」
とも子さんは保護者会の様子を、そうつづっていました。
ぬいぐるみを握りしめ、現場を見つめるとも子さん。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「この2年7カ月、娘の無事だけを信じ考えて活動をしてきました」「見つかった人骨も美咲ではないと思っています」
散発的に見つかる遺留品。12日に明らかになった鑑定の結果は見つかった骨と、とも子さんとの間に血縁関係があるとして矛盾がないというものでした。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「新しい報道がある度、悲しみが増しすごく苦しいですが、今もどこかで1人で戦っている美咲の気持ちを考えたら私の悲しみや苦しみなんて比べものになりません」
13日の現場。捜索に協力しているボランティアは・・・。
ボランティア:「数%の可能な限りは信じて今まで頑張ってきているので、お母さんも一生懸命、頑張って来ているので、絶対生きたまま帰ってきてほしいという願いが一番強いです」
美咲さんが行方不明になったキャンプ場には冷たい雨・・・。
13日の捜索は悪天候のため中止となりました。
3年前の2019年9月。山梨県道志村のキャンプ場に遊びに来ていた美咲さんは先に河原に遊びに行っていた友達を追い掛け、1人で山道を歩いていった後、行方が分からなくなりました。
小倉美咲さんの母・とも子さん:「あの時、ちゃんと一緒について行ってあげていたらと、悔やんでも悔やんでも悔やんでも悔やみきれないほど後悔しています」
そして今年4月、人の頭の骨が発見されました。
この時に見つかった頭の骨について今月12日、警察は鑑定結果を発表、ミトコンドリアDNA型鑑定で小倉美咲さんの母親と血縁関係があるとして矛盾はないと発表しました。
山の斜面にある水が枯れた沢の近くでは肩甲骨に加え、11日に2つの骨のようなものを警察犬が見つけています。今まで見つかっている骨のなかで一番太いのは肩甲骨で、DNA型が取れる可能性があるといいます。
最近になって警察から電話がきたというボランティアの男性がいます。
捜索ボランティア:「(警察から)『どこですか』って連絡があって」
男性は3年前の捜索に参加した際に「小さな足跡」を発見、消防に伝えたうえで登山者が使うアプリにも足跡を載せ「もしかしたら足跡かな。もし足跡ならば土踏まずがくぼんでないタイプ(登山靴は大体くぼんでる」と投稿していました。
12日は、その現場に警察を案内したそうです。
捜索ボランティア:「(Q.警察は何をしていた?)巻き尺で何メートルと測っていた。(“足跡”)の大きさは20センチいくかいかないか。小さめだった」「(Q.何の近くにあった?)椿沢」
男性が小さな足跡のようなものを見つけたのはキャンプ場から直線距離で約900メートル離れた場所で、「椿沢」沿いです。そこから骨が発見されている場所は獣道ですが、歩けない場所ではないといいます。
警察は14日、天候が回復すれば捜索を再開するとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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