【初公判】被告「気づかなかった」猪苗代湖ボート事故

【初公判】被告「気づかなかった」猪苗代湖ボート事故

【初公判】被告「気づかなかった」猪苗代湖ボート事故

福島県の猪苗代湖でボートに巻き込まれ親子ら3人が死傷した事故の裁判が開かれ、被告の男は「被害者に気づかなかった」と起訴内容の一部を否認しました。

業務上過失致死傷の罪に問われているのは、いわき市(逮捕時は東京都在住)の会社役員・佐藤剛被告(44)です。佐藤被告は去年9月、猪苗代湖でモーターボートを操縦し、水上レジャーを楽しんでいた親子ら3人を巻き込み死傷させたとされています。

初公判で佐藤被告は「申し訳ない気持ちでいっぱい」と、事故を起こしたことに争いはないと謝罪しました。

その一方で、「左右の水上バイクなどは見ていたが、被害者には気づかなかった」と述べ、起訴内容の一部を否認しました。

この事故で亡くなった豊田瑛大くん(当時8)の両親は、初公判を傍聴し、自らも大けがをした母親は次のように述べました。

瑛大くんの母親「今回の初公判で、一瞬の安堵と、本当に瑛大はいないんだなと、戻ってこないんだなというのを突き付けられた」

今後の裁判では、被告の過失の程度が争点になります。
(2021年12月27日放送)

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