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「15日までにゼロ」方針 上海コロナ対策がより強引に|TBS NEWS DIG
上海市の警察官たち
「ドアをこじ開けるぞ!」
中国・上海で撮影された映像。防護服姿の警官たちがドアのカギを壊し集合住宅に次々入っていきます。
動画でのやりとりでは、警官たちに部屋から連れ出された女性は新型コロナの感染者ではなく濃厚接触者。それでもドアを破壊してまで隔離施設に強制的に収容しようとしているようです。
上海では新型コロナの感染拡大で3月下旬から事実上のロックダウンが続いていて、当局は「ゼロコロナ」政策のもと、これまで以上に強引な方法で感染封じ込めにかかっています。別の場所では・・・
住民
「隔離中に子どもに何かあったら責任取れるの?」
映像から、この住民は陽性者と同じ階に住んでいるというだけで警察から隔離施設に行くよう迫られているようです。これに難色を示すと・・・
上海市の警察
「ここは中国だ、アメリカではない!いいか、もうあれこれ聞くな!理由なんかない。国の防疫政策にただ従っていればいいんだ!」
なぜここまで強硬な態度で臨むのか。実は今月6日、習近平国家主席の側近とされる上海市トップの李強書記が会議を招集し、「勝利に向かって突き進まなければならない」と宣言しました。経路不明の感染者を15日までにゼロにするよう指示したとみられます。
記者
「私が住むマンションでは、きょうから15日まで外出だけではなく買い物や配達の受け取りも禁止となりました」
食料の流通が十分とは言えないなか、ネットで買い物しても自宅への配達すら禁止される動きも拡大。「物から人への感染」を防ぐためといいますが、届いた食料が勝手に捨てられる信じられないケースまで起きています。
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