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“核戦争で搭乗”特別機も 迫る「戦勝記念日」予行演習(2022年5月7日)
(軍事パレード)「戦勝記念日 おめでとう!万歳」
日本時間の午後4時に始まった本番さながらの大規模なリハーサル。不測の事態に備えてスナイパーも配置されました。軍事パレードは28の都市で開催され、6万5000人が参加するとみられています。
(明海大学・小谷哲男教授)
「これが今回注目される『イリューシン80』核戦争を指揮する航空機になります」
軍事パレードにはめったに登場しないという「イリューシン80(はちじゅう)」が。“終末の日の飛行機“と呼ばれています。
(小谷教授)
「別名“空飛ぶモスクワ”と呼ばれている。モスクワが核戦争で破壊されることを前提に大統領が乗って空から核戦力にたいして指揮する航空機になります。プーチン大統領は欧米に対して核の威嚇を行っているので、その文脈で飛ばしたということが考えられます。もう1つは、ウクライナとの戦争に主要な兵器を送っているので、いわば目玉が少ない。目玉としてイリューシン80を出したということも考えられます」
さらにもう1つ、注目されたのは核を搭載できる爆撃機「ツポレフ160」です。
(小谷教授)
「給油しながら24時間飛べる爆撃機です。核爆弾、巡航ミサイルを搭載できる。(ツポレフ爆撃機は)アメリカ本土を核攻撃するのがメイン・ミッション、その能力を持っているということをアピールした」
核兵器の使用について、ロシアの外務省はー。
(ロシア外務省 副報道官)
「ロシアは核戦争には勝者はおらず、使用されるべきではないという原則を固く守ります」
(小谷教授)「(戦勝パレードで)戦争を宣言するのか、あるいはさらなる兵力の増強を宣言するのか。いずれにせよ、このウクライナにおける戦争をさらに継続していくということなので、欧米はプーチン大統領が何を宣言するのか注目しているところです」
アメリカのメディアはー。
(CNN 元ロシア支局長)
「パレードの準備映像を見ると1945年がテーマになりそうです。プーチン大統領は、ウクライナで戦っている若者たちに彼らの祖父母世代がロシアに何をもたらしたのか、アピールすることで鼓舞しようとしています」
一方、欧米各国によるロシアけん制の動きも活発になっています。
(CNN)
「速報です。バイデン大統領はロシアの軍事侵攻に対抗するため、ウクライナに対して1億5000万ドル(200億円)の追加支援を行うと発表しました」
今回の支援には2万5000発の弾薬や対砲兵レーダーなどが含まれているということです。EU・ヨーロッパ連合も6度目となるロシアへの追加制裁を発動する見通しで、その対象にはプーチン大統領の恋人とされるアリーナ・カバエワさんの名前も含まれているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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