【知床観光船事故】国交省は“事業許可取り消し”も視野に処分検討
知床半島沖での観光船事故を受け、国土交通省は運航会社に対し事業の許可取り消しも視野に処分を検討していることがわかりました。
沈没した観光船「KAZU 1」の運航会社「知床遊覧船」の桂田社長は荒天が予想される中、安全管理規程に反し出航を決めた上、運航管理者として航行中は原則会社事務所にいる必要があるにもかかわらず不在にしていたなど、ずさんな運航管理体制が相次いで明らかになっています。
こうした中、国土交通省が「知床遊覧船」に対し、事業許可を取り消すことを視野に処分を検討していることが複数の関係者への取材でわかりました。
事業認可の取り消しは海上運送法上最も重い処分ですが、ある幹部は、“法に定められた取り消しの理由に該当する可能性は大いにある”としています。
現在、国土交通省は特別監査を行っていて関係者への聞き取りなど法令違反の事実確認をすすめています。
(2022年5月7日放送)
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