欧州などで報告相次ぐ「原因不明の肝炎」疑い患者を新たに4例確認 厚労省|TBS NEWS DIG
厚生労働省は欧米で報告が相次いでいる原因不明の子どもの急性肝炎について、国内で可能性が疑われる子どもを新たに4人確認したと発表しました。
原因不明の子どもの急性肝炎をめぐっては、欧米を中心に報告が相次いでいて、国内では先月以降、この肝炎の疑いがある子ども3人が確認されていました。
厚労省が全国の自治体を通じ、A型からE型の肝炎ウイルスが原因ではない急性肝炎を発症した16歳以下の患者を去年10月までさかのぼって調査をしたところ、新たに4人の子どもにこの肝炎の疑いがあることが分かったということです。
4人はいずれも肝移植が必要な状態では無いということです。
この急性肝炎をめぐっては、WHO=世界保健機関に報告された患者のうち半数近くの人にアデノウイルスが検出されていますが、この肝炎の原因かどうかは分かっていません。
厚生労働省によりますと、今回の4人を含め国内で確認された7人の患者うち1人にアデノウイルスへの感染が確認されましたが、海外で多く確認されているものとは別のタイプだったということです。
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