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「知床遊覧船」捜索続く 運航基準違反を社長認める(2022年5月3日)
北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は3日も運航会社の関係先に家宅捜索に入りました。
(北島純記者報告)
3日の海上保安庁などの家宅捜索は、沈没した観光船を運航する「知床遊覧船」の別の観光船などで行われています。
業務上過失致死の容疑での捜査で焦点となるのは、前もって事故の予測や回避ができたのかどうかです。
事故当日は、天候の悪化が予想されているなかでの出港でした。
この点について、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長は、乗客の家族に配った文書の中で「運航基準通りに運航を行っていれば、事故の発生を回避できる可能性があった」「私自身の運行管理者としての自覚も足りませんでした」などと、自らの運航基準違反を認める説明をしています。
一方、行方不明の12人の捜索については、3日朝から海上自衛隊などが水中カメラを使って行っていますが、手掛かりは見つかっていません。
事故原因特定の鍵となる船の引き揚げについて、民間企業に協力を求めることは決まっていますが、船体のおかれた状況など調査には相当な時間がかかりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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