「雪国の定め」埋もれる車に“諦め” 数年に一度の寒波 水道管“凍結対策”で相談増(2021年12月27日)

「雪国の定め」埋もれる車に“諦め” 数年に一度の寒波 水道管“凍結対策”で相談増(2021年12月27日)

「雪国の定め」埋もれる車に“諦め” 数年に一度の寒波 水道管“凍結対策”で相談増(2021年12月27日)

 数年に一度といわれる強烈な寒波の影響で、27日も日本海側を中心に大雪となっています。滋賀県の彦根市では、27日午前6時に12月の観測史上最大となる積雪73センチを記録しました。この大雪の影響で国道では車やトラックが2キロ以上にわたり立往生する事態になりました。

 滋賀県の彦根では、最深積雪が73センチと、12月として観測史上1位、24時間降雪量も68センチと観測史上1位となりました。

 滋賀県では雪にタイヤが埋まり、進めなくなる車や立ち往生する車が相次ぎ、複数の国道で渋滞が発生しました。

 こちらの住宅では、なんと雪の重さで駐車場の屋根が潰れてしまっています。

 数年に一度レベルの寒波・・・。列島各地で大雪となりました。

 雪でタイヤがスリップし、なかなか動けない車も・・・。

 鳥取県の智頭でも、最深積雪73センチ、24時間降雪量66センチと12月の観測史上1位を更新しました。

 秋田市では、スタッフが取材に出掛けようにも、車が雪に埋もれてしまいました。

 新潟県では湯沢で99センチ、津南で113センチと今季最大の最深積雪を記録しました。

 雪で、どこまでが車道で、どこまでが歩道かも分からない状態になってしまっています。

 雪国でよく見かけるのが、屋根の雪を解かすボイラーです。

 地元の人:「油圧ポンプがついているので、あったかいお湯をあげて、また戻ってきた、冷めたものをまた温め直して、また上に。それを繰り返しで雪を消すような」

 その灯油代が、今年はかなり負担になっているといいます。原油高で、毎年月に30万円ほどだったのが、今年は40万円もかかっているといいます。

 また、近畿地方も記録的な大雪となりました。兵庫県の豊岡市内。雪が降る中の雪かきは大変そうです。

 黙々と雪かきをする大学生2人。と、その足元を見ると、スニーカー?

 雪かきをする大学生:「徳島からスキーをしに来たんですけど、どうやらシャトルバスが止まっているらしくて。やることがないので、ちょうど雪かきをやってみたかったので、手伝わせてもらってます。だいぶ腰にくることが分かりました」

 一方、東京は寒い1日になりました。東京都心ではマイナス2.2度と、12月としては45年ぶりにマイナス2度台まで下がりました。

 また、練馬で最低気温マイナス3.4度と、12月の観測史上最低を記録。八王子でも最低気温が今季最低のマイナス5.8度となりました。

 寒さによる影響は、こんなところまで・・・。八王子市内の水道管工事業者。27日は、水道管が凍ってしまわないように防寒対策の相談がありました。

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「厚み自体は薄い」

 客:「あ、そう」

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「これだけ長いとね、一番は、もし床下も通れれば、床下を配管通しちゃうと」

 客:「床下?」

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「床って人が住んでるから、意外と暖かいんですよ」

 相談した家の人:「冬になると何度かこの水道が凍ってしまうんですね。なんか今年すごい寒いって予報が入ったので、危ないかなと思って」「(Q.水が出なくなるのは)困りますよね。まあ、破裂したら一番困るので」

 こちらの業者によりますと、毎年、寒くなるにつれ依頼が増えていくといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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