【知床観光船】事故から1週間 捜索続くも…手掛かり見つからず
北海道・知床半島の沖合で観光船が遭難した事故から30日で1週間です。29日に発見された船体の調査や行方不明者の捜索が行われましたが、新たな手掛かりは見つかっていません。
斜里町のウトロ漁港は、日中は快晴でしたが現在は冷たい風が吹き、波も高い状態です。午後3時半ごろから捜索に出ていた船が続々と戻ってきています。
知床沖で観光船が沈没した事故から30日で1週間。30日朝早くから地元の漁船や観光船なども参加し、残る行方不明者12人の捜索を行いましたが、これまで新たな手掛かりは。見つかっていません。
捜索に出た漁師「波とかもあって大変な部分もあるが、家族のために一刻も早く見つけたい」
海上保安庁によりますと、海上自衛隊の水中カメラを3回投入し、調査しましたが、依然、有力な情報は得られていないということです。
また、観光船「KAZU 1」が今月20日に船舶の中間検査を受けた際、船長から「通信手段を衛星電話から携帯電話にしたい」と申し出があり、検査が通ったことが国土交通省への取材でわかりました。
別のクルーズ船の船長は、ずさんな管理体制を指摘しました。
知床ネイチャークルーズ 長谷川正人船長「携帯電話がつながると思うのは大間違い。つながらない。羅臼は衛星電話を積まないと許可出ない」
観光船の安全管理をめぐって新たな問題も浮上しています。
(2022年4月30日放送「news every.」より)
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