「KAZU1」文字はっきりと・・・水深120mで船体発見 周辺に人影なし(2022年4月29日)

「KAZU1」文字はっきりと・・・水深120mで船体発見 周辺に人影なし(2022年4月29日)

「KAZU1」文字はっきりと・・・水深120mで船体発見 周辺に人影なし(2022年4月29日)

 北海道の知床沖の観光船遭難事故で、新たな動きです。遭難した観光船「KAZU1」が海底に沈んでいるのが見つかりました。観光船はどんな場所で見つかったのでしょうか。ウトロ漁港から報告です。

 (倉橋友和記者報告)
 29日午前11時すぎ、ウトロ漁港から北東に約30キロ行った先にあるカシュニの滝付近の約1キロ沖、水深約120メートルの海底で船は見つかりました。このカシュニの滝は観光船から無線での通報があった場所の近くです。

 海上保安庁によりますと、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」の水中カメラの映像からKAZU1と書かれた船が見つかり、その後、この船がKAZU1であると特定されました。

 船体の損傷は今のところ見つかっていないということです。

 そして、今後の船の引き揚げについてですが、120メートルといった人が潜れない深さで発見されたことや船体が引き揚げに耐え得る状態なのかどうなのかの確認、さらに引き揚げるための他の船舶や機材の準備、こういったことを考えると、しばらく引き揚げまでには時間を要する見込みだということです。

 船は見つかったものの、海上保安庁によりますと、周辺から人影は発見されていないということです。

 乗客乗員26人のうち残る12人の捜索は、これからも続きます。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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