住宅崩落その後…隣接市道の工事めぐり大阪市と住民が和解へ“工事費負担と土地寄付”（2022年4月27日）
大阪市西成区で住宅が崩落した問題で、工事をめぐって市が住民を相手取り申し立てた仮処分について、市が住民側と和解する方針を固めたことがわかりました。
去年６月、大阪市西成区でのり面が崩れ、住宅２棟４軒が倒壊するなどした問題。大阪市が、隣接する市道も崩れる可能性があるとして、のり面の補強工事を検討してきましたが、住民側の了承が得られていませんでした。
このため大阪市は、住民らを相手取って工事を認めるよう大阪地裁に仮処分を申し立てていましたが、市によりますと和解する方針を固めたということです。和解内容には、大阪市が住宅やがれきの撤去にかかった費用を負担するとした一方、住民らが土地を市に寄付することが盛り込まれたということです。
大阪市は今年５月の議会で議案を提出する方針です。
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