【プーチン大統領】苛立ち深める 引き金は「モスクワ」沈没…「核」攻撃は

【プーチン大統領】苛立ち深める 引き金は「モスクワ」沈没…「核」攻撃は

【プーチン大統領】苛立ち深める 引き金は「モスクワ」沈没…「核」攻撃は

ロシアのプーチン大統領が、苛立ちの度合いを深めていると言われています。きっかけは巡洋艦の沈没で、対ウクライナの方針転換に至ったとみられています。さらにイライラを募らせているとみられる事態が相次ぎ、核戦争へのリスクを振りかざしています。

■巡洋艦「沈没」で…方針転換か
有働由美子キャスター
「プーチン大統領が今、相当イライラしているのではないかという話が出てきています」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「プーチン大統領の発言を知る複数の関係者の話を、イギリスメディアが伝えました」

「もともとプーチン大統領は停戦合意も真剣に考えていた。ところが、首都の名前が付いているほどロシアが誇る巡洋艦『モスクワ』が沈没しました。ウクライナ軍の攻撃を受けたともみられていますが、プーチン大統領が激怒したといいます」

「これをきっかけに、ウクライナとはどんな合意もしない。それより、できるだけ多くのウクライナの領土を占領する方針に変えたとみられるとのことです」

「苛立ち、焦りもあるのではと思えるような場面がありました。21日、ショイグ国防相と向き合い『マリウポリの解放作戦が成功した』と言いました。実際には完全な制圧には至っておらず、その中でも成果をアピールしなければ、という焦りがあるとも考えられます」

■反撃や軍事支援…さらにイライラ?
小野委員
「船の沈没に加えて、今さらにイライラさせる事が起きています。まず、東部の制圧が進まない。イギリス国防省は『ロシア軍は十分な態勢が整っていないため、東部への攻撃で大きな突破口を開けていない』と分析しています」

「アメリカの政策研究機関も、『ウクライナ軍が効果的に反撃し、いくつかの地域を奪還した』とみています。さらに、ここへきてアメリカがウクライナへの軍事支援の度合いを強めてきています。長距離砲や新型ドローンなどの支援を追加しています」

有働キャスター
「これ以上プーチン大統領のイライラが募ると、次にどういう手に出るのかと怖くなります」

小野委員
「またここで、『核の脅威』を持ち出してきました。ラブロフ外相が『核戦争のリスクは深刻で現実的だ』と発言しました。この先、プーチン大統領がますます行き詰まっていくと、危険な局面になる可能性もあります」

■核戦争の「リスク」どう考える?
有働キャスター
「核戦争のリスクをまたロシアが振りかざしています」

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「日本では核の使用について、『まさかそんなことがあるわけないよね』という温度で、メディアなどでも語られることが多いと思います」

「確かに確率は低いけれども、想定しなくて大丈夫というわけではない程度には(考えておきたいです)。僕はわりかし、いつも最悪のケースを想定して動いている人間なので、国内の報道と国外の温度感は常に測らないといけないのではないかなと思います」

有働キャスター
「イライラしたからといって、さらなる暴挙に出るというのは本当に最低のことだと思いますが、それを止められない、止める効果的な方法が見当たらないというのが悔しい現実です」
(2022年4月26日放送「news zero」より)

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