最大7%しか使われず…50億円かけた大阪の大規模医療・療養センターが5月末閉鎖へ(2022年4月26日)
利用者はわずか290人でした。50億円あまりをかけた大阪府の大規模医療・療養センターが5月末で閉鎖されます。
大規模医療・療養センターは、大阪府が大阪市住之江区のインテックス大阪に約50億円をかけて1000床を整備し、今年1月末から運営してきました。
当初は医療を受けられない“若い世代”の受け皿を目指しましたが、第6波では“高齢者”の重症者などが多いミスマッチが発生。そのため大阪府は、要介護の患者の受け入れを検討しましたが、手すりやバリアフリー設備もなく断念しました。
結果的に大規模医療・療養センターへの入所者は、一時最大で70人、合計でも290人で、1000床の使用率は最大7%と大きな誤算となりました。
(大阪府 吉村洋文知事)
「オミクロン株が出てきて、実態は皆さんご承知の通り、若い世代・現役世代がどんどん酸素が必要になるという状態は起きませんでした。大規模施設とマッチしなかったというのが一番大きな理由だと思っています」
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