“ロシア兵士も犠牲者” チョルノービリ原発事故から36年 キーウ出身の映画製作者が語る“事故と戦争”|TBS NEWS DIG

“ロシア兵士も犠牲者” チョルノービリ原発事故から36年 キーウ出身の映画製作者が語る“事故と戦争”|TBS NEWS DIG

“ロシア兵士も犠牲者” チョルノービリ原発事故から36年 キーウ出身の映画製作者が語る“事故と戦争”|TBS NEWS DIG

史上最悪の原発事故とされるチョルノービリ原子力発電所、チェルノブイリ原発爆発事故から26日で36年となります。当時、現場を取材していたキーウ出身のウクライナ人の映画製作者は、今起きている戦争と過去の事故には共通点があると言います。

旧ソ連時代のウクライナで起きたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から36年。ウクライナ人の映画製作者、アレクサンドル・ロドニャンスキーさんは事故発生5日後に現場に入り、原発周辺を撮影するなど取材を続けました。当時の取材経験をもとに、映画を製作しました。何が起きたかも分からず、事故の犠牲となった人たちの悲劇を伝えたかったとしています。

ロシアの軍事侵攻により攻撃を受けた首都キーウに住み、戦争を目の当たりにしたロドニャンスキーさんですが、チョルノービリ原発事故と戦争には共通点があると語ります。

ウクライナ人の映画製作者 ロドニャンスキーさん
「どちらの場合でも、罪のない一般の人が無責任な国家指導者のせいで犠牲者になってしまったということです」

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めた直後、チョルノービリ原発の周辺を1か月あまりにわたって占拠していたロシアの兵士たちも戦争の犠牲者だと強調しました。

ウクライナ人の映画製作者 ロドニャンスキーさん
「戦争に送られて、何のために戦っているか分からない兵士たちが可哀想です。チョルノービリ原発について何も知らないほど若いです。彼らは汚染された森で塹壕を堀り、原発事故の新たな犠牲者になることを知らないのです」

多くの人が犠牲となったチョルノービリ原発事故と、今も続くウクライナの戦争。ふたつの悲劇がもたらした悲しみは、一生、胸から離れることはないと心情を吐露しました。

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