“進まない3回目接種”期限切れワクチンの大量廃棄 大阪市に加え枚方市でも6300回分(2022年4月21日)
大阪府は4月21日の対策本部会議で、ゴールデンウィーク期間中も府民に引き続き感染対策を要請することを決めました。
4月21日に行われた大阪府の対策本部会議。新型コロナウイルスの濃厚接触者となった吉村洋文知事はオンラインで参加しました。
会議では、大型連休での人流増加による感染拡大への懸念や、感染力がより強いとされる「BA.2」への置き換わりが進んでいることから、会食の際は「1テーブル4人以内、2時間以内」とするなど、これまでの要請を継続することを決めました。
一方、原則自粛としてきた高齢者施設の面会については、「感染対策を徹底しての面会」と緩和しています。
その吉村知事は4月20日、自身のツイッターで次のような投稿をしていました。
【4月20日に吉村知事がツイッターに投稿した内容】
「仮に感染しても重くなるのを防ぐ為にはワクチン。早めの3回目接種をお薦めします」
全国的に進まない3回目接種。大阪市では3回目接種済みの割合が4月17日時点で37.8%と4割に満たず、接種予約も埋まらないことから、4月24日で市内5か所にある集団接種会場のうち2か所を閉鎖することを決めました。
一方、大阪・阿倍野区にある「やすらぎ天空館」では、接種率を上げようとワクチンの種類を「モデルナ製」から人気の「ファイザー製」に切り替えた途端、予約が16%台から倍以上に増えたそうです。しかし、大阪市では期限切れを迎える8万回分ものモデルナ製ワクチンが4月25日に廃棄される予定です。
このワクチン廃棄問題は大阪市に限った話ではありません。人口約40万人の大阪・枚方市。こちらも4月24日に大量廃棄が決まっています。
枚方市では、集団接種会場で予約なしの接種を実施し、3回目をモデルナ製から接種するようにしたりして対策をとってきたといいますが、4月24日に6300回分が期限切れになる見込みだといいます。
ワクチンの大量廃棄を防ぐには接種率アップが不可欠ですが、自治体の苦悩はしばらく続きそうです。
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