『新しい方向に向かいたい』大阪に避難のウクライナ人一家…2週間が経ち生活の現状は(2022年4月21日)

『新しい方向に向かいたい』大阪に避難のウクライナ人一家…2週間が経ち生活の現状は(2022年4月21日)

『新しい方向に向かいたい』大阪に避難のウクライナ人一家…2週間が経ち生活の現状は(2022年4月21日)

民間団体の支援を受けて大阪に避難してきたウクライナ人の一家。来日から2週間が経ち、生活の再建が少しずつ進んでいるようです。

 ウクライナ・オデーサから避難してきたナタリャ・オレイニクさん一家。現在は大阪・日本橋のホテルに滞在しています。

 オレイニクさん一家が向かったのは、今週から通い始めた日本語学校です。まずはひらがなとカタカナを習います。3人とも3日で自分の名前や「ウクライナ」と書けるようになりました。

 4月6日、大阪の企業家らが設立した「ウクライナ避難民を日本に迎える会」が渡航費を負担し、ナタリャさんは親族のいない日本へ一家で逃れてきました。

 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「私たちはただ逃げた人になりたくない。日本人に役立てる人になれるよう頑張ります」

 「ウクライナ避難民を日本に迎える会」が一時避難先として提供している大阪のホテルで、生活の再建を始めました。

 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「(Q日本にいる間どんな料理を食べたい?)スープ」
 (息子・マキシムさん)
 「ラーメン。(Qどんな夢を持っていますか?)普通の生活がしたい。戦争はもうこりごりだ」

 あれから2週間、オレイニクさん一家は大阪での生活に慣れたのでしょうか?

 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「こちらの部屋で子どもたちが寝ています。(Q元気にしていましたか?)はい、とてもに元気にしています」
 (娘・ダリーナさん)
 「(Qよく眠れていますか?)よく眠れています」
 (息子・マキシムさん)
 「非常に眠れています。非常にベッドがフワフワしていていいと思う」
 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「(Q部屋の住み心地は?)非常に素晴らしいです。ホテルの従業員が非常に素晴らしい。我々が困っていると全て助けてくれるし、日本語の会話でも何か困った事があればすぐさま助けてくれる」

 オレイニクさん一家は少しずつ日本の生活に馴染んでいるようです。 日本の文化を知ってもらおうと、「ウクライナ避難民を日本に迎える会」が差し入れた漫画。翻訳機をかざしながら、時間はかかりますがきょうだいで楽しんでいます。

 (息子・マキシムさん)
 「(Qこれは誰のものですか?)『セーラームーン』は妹ので、『ドラゴンボール』は僕のです。(Q日本語だけど分かる?)Googleの翻訳機をかざすとロシア語に翻訳されるので理解できます」

 最近では家族で外出することも増えてきました。取材をした4月21日のランチは、ナタリャさん念願のお寿司を食べることに。

 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「とてもおいしい。素晴らしい」
 (息子・マキシムさん)
 「(Qおいしかった?)はい。ホタテ」
 (娘・ダリーナさん)
 「サーモン(がおいしい)」

 大阪にやってきて2週間の間に母国・ウクライナの状況はさらに厳しくなっていますが、ナタリャさんがいま思うことは…

 (ナタリャ・オレイニクさん)
 「今はウクライナにとって危機の事態です。でも、危機をチャンスにすることもできます。日本に来て昔からやりたかったことがここでできています。自分の人生を成長させ、新しい方向に向かいたいです」

 「ウクライナ避難民を日本に迎える会」は、近く新たに約20人の避難民を大阪に受け入れる準備を進めています。

▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/FjQgwS4

▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1

#MBSニュース #毎日放送 #ウクライナ人 #避難 #避難民 #生活 #母国

MBSnewsCHカテゴリの最新記事