【文通費】自民党の独自寄付 野党側が抗議
自民党が党所属国会議員から回収した去年10月分の文書通信交通滞在費を、独自にウクライナへの救援金として寄付したことについて、野党側が「合意に反する」と抗議しました。
去年10月に支給された文書通信交通滞在費、いわゆる「文通費」をめぐっては、10月31日に当選したのに、ひと月分満額が支給され、問題視されていました。
このため、各党は10月分の文通費を所属議員から回収し、各党で協議して国庫返納や寄付など扱いを決めることにしていました。
こうした中、自民党は、18日、回収していた文通費について、独自に日本赤十字社のウクライナ人道危機救援金に寄付したと発表し、茂木幹事長が、「いまだに返納の手続きを取っていない党がある。言行一致を求めていきたい」などと述べていました。
立憲民主党・馬淵国対委員長「茂木幹事長こそが言行不一致なんですよ。他党に対して揶揄するような発言されてるわけです。これは明らかに悪意に満ちていますよ」
自民党が独自に寄付したことや、茂木氏の発言について野党側は、「合意に反する」などと強く反発しています。
自民党・高木国対委員長「党内の連携がよろしくなく、こういうことになった。幹事長サイドに私がしっかりと伝えてなかった」
自民党の高木国対委員長は、「自分が党内で報告すべきだった」と謝罪しましたが、立憲民主党は茂木氏の謝罪を要求しています。
(2022年4月19日放送)
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