文通費“日割り”関連法が成立も 残る課題「使途公開」

文通費“日割り”関連法が成立も 残る課題「使途公開」

文通費“日割り”関連法が成立も 残る課題「使途公開」

国会議員に毎月100万円支給される文書通信交通滞在費。きょう、日割り支給を可能にする関連法が成立しましたが、依然として課題は山積みです。

きょうの参議院・本会議。文通費の日割り支給を可能にする関連法が、自民・公明・立憲・維新などの賛成多数で可決・成立しました。

しかし、複雑な思いで賛成した新人議員がいます。

日本維新の会 小野泰輔衆院議員
「まだまだ国民の皆さんが納得するような段階ではないと思うんですね」

日本維新の会の小野泰輔衆院議員です。

日本維新の会 小野泰輔衆院議員(去年11月)
「どーんと、このくらいの厚さの封筒が置いてあってですね。開いてみたら現金が」

去年の衆院選で初当選した小野氏。10月の在職日数は1日だけなのに、月額100万円の文通費が満額支払われたことに最初に疑問の声をあげた人物です。今回の関連法に満足できない理由は・・・。

日本維新の会 小野泰輔衆院議員
「とにかく何に使われているのかっていうことを明らかにすることが本丸だ」

最大の焦点だった領収書などによる「使いみちの公開」が盛り込まれていないからです。

さらに、関連法では、文通費の名称を「調査研究広報滞在費」に変更。「広報」や「国民との交流」などにも使えるとしていて、使いみちが広がったとの指摘もあります。

与野党は、使いみちの明確化や公開などについて協議を続け、今の国会で結論を出すことで合意していますが、慎重な意見もあり、実現するかは不透明です。

(15日17:33)

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