変電所火災で在来線運転見合わせ 変電所で電線ショートが原因
去年10月、JR東日本の変電所で火災が発生し、在来線が一時、運転を見合わせた問題で、JR東日本は変電所内で電線がショートしたことが火災の原因とみられると発表しました。
この火災は、去年10月埼玉県蕨市にあるJR東日本の蕨交流変電所で発生したもので、送電に支障が出たため、山手線などの首都圏在来線が相次いで運転を見合わせました。
JR東日本はきょう、変電所内にある計測用の変圧器の電線がショートし、本来は、異常な電圧を検知すると電気を止める保護装置がうまく作動しなかったことが火災の原因とみられると発表しました。
保護装置は、異常な電圧を検知してもその状態がしばらく続くと作動しない設定になっていたため、今回は作動せず、火災に至ったとみられます。JR東日本では、保護装置を改修するなどの対策を来年度中に行うとしています。
(12日16:20)
コメントを書く