【独自】新宿オフィス街に“迷惑喫煙者” ポイ捨て横行・・・コロナ禍で「吸う場所ない」(2022年4月7日)
大量の吸い殻が、地面に散乱していました。都内のオフィス街では、「禁煙」の貼り紙があるにもかかわらず、喫煙者が大勢押し寄せ、迷惑行為を繰り返しています。
■“迷惑喫煙者”ポイ捨て横行
ビルの陰で吸う人。車道にはみ出して吸う人。植え込みに座り込んで、タバコをふかしている男性もいます。
“路上喫煙多発地帯”と化しているのは、高層ビルが立ち並ぶ東京・西新宿の一角。地図で見ると分かるように、都庁とは、目と鼻の先に位置するエリアです。
昼休みの時間ともなると、ランチ後の一服なのでしょうか。通行人がいるなか、煙草を集団で吸っています。
新宿区は条例によって、全域が路上喫煙禁止となっていますが、平日はこうした状況が、ほぼ毎日続いているのです。
街には、至る所に「路上喫煙禁止」の掲示がありますが、全く守られていない状況です。
路上喫煙に加え、吸い殻のポイ捨てもあります。タバコを吸わない人からは、次のような意見が出ました。
非喫煙者:「嫌です。私、吸いませんので。とっても嫌です」「副流煙って問題もありますし、臭いも嫌ですし」「どうしても通らなきゃいけないので、そういった時には、極力吸ってる人が少ない道を選んで、避けるようにはしています」
新宿区は、至る所に張り紙をして注意を促しているほか、パトロールも行っています。
しかし、喫煙者の数が多すぎるため、対応しきれていないのが実情です。
■コロナ禍で閉鎖「吸う場所ない」
条例で禁止されているにもかかわらず、路上喫煙が横行している西新宿の高層ビル街。なぜ、この場所で吸っているのか。喫煙者を直撃しました。
喫煙者:「(Q.路上喫煙禁止は知っている?)知ってる」「(それでも吸うのはなぜ?)吸いたいから。吸う場所がないから」「ビルの喫煙所があった時は、喫煙所内で吸ってたけど。それがコロナで閉鎖しちゃったから、皆、結局外で吸うようになって」
周辺のビルにあった喫煙所が、新型コロナウィルスの影響で閉鎖されたり、人数制限を設けられたりしたため、やむなく外で吸っているのだといいます。
とはいえ、条例違反であることには変わりありません。
新宿区は、今後もパトロールを続ける方針ですが、ビルの喫煙所に関しては強制力がないため、ビル側が対策するのを待つしかないといいます。
新宿区環境清掃部 ごみ減量リサイクル課 まち美化係・佐藤公彦係長:「徐々に、ビルの喫煙所等も再開はして頂いている方向にはあるんですけども。即座に解消というわけには、難しいのかなという認識ではおります。屋外に、公衆喫煙所をさらに増設というのは、なかなか場所の面とか、費用の面などで難しい面はあるが、もし、そういう機会が今後あれば、そこは念頭において進めさせて頂きたいという考えではおります」
(「グッド!モーニング」2022年4月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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