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死者も・・・南米・アジアでも市民が暴徒化 ウクライナ“侵攻”で物価高騰(2022年4月6日)
ウクライナの情勢悪化による混乱は、世界に広がっています。
南米ペルーの首都・リマでは4日、市民が、急激に進む燃料や食料品などの値上げに耐えかね、抗議活動を行いました。
デモ参加者:「すべての物の値段が上がっている。肥料代も上がった。種まきしないといけないのに、どうすればいいのか」
デモ参加者:「大統領は私たちを裏切った」
急激な値上げの原因は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響です。侵攻前に比べ、パンは2割、ガソリンは、リッターあたり30円以上、値上がりしました。
抗議デモはエスカレートし、一部の市民が暴徒化。数十人が逮捕され、少なくとも4人が死亡しています。政府は外出禁止令を出しましたが、その外出禁止令に反対するデモで混乱がさらに拡大。期限途中の5日夕方に解除される事態となりました。
混乱は、南米だけではなく、アジアにも広がっています。新型コロナウイルスの影響で、観光収入が激減したスリランカ。財政の悪化で外貨不足に陥り、食料や医薬品などが十分に輸入できない状況が続いていました。そこに追い打ちをかけたのがウクライナ危機によるエネルギー価格の上昇です。石油や石炭の確保ができず、大規模な計画停電が行われています。
市民:「薬を冷蔵庫に入れているが、薬がだめになるかもしれない」
最大都市のコロンボでは、連日 抗議デモが続き、一部が暴徒化する事態となっています。こうした状況を受け、大統領と首相を除く閣僚らが、一斉に辞任をしました。ただ、その後も市民から大統領の辞任を求める声が上がるなど、反発は収まっていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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