コロナ飲み薬『モルヌピラビル』あす承認審査(2021年12月23日)

コロナ飲み薬『モルヌピラビル』あす承認審査(2021年12月23日)

コロナ飲み薬『モルヌピラビル』あす承認審査(2021年12月23日)

アメリカで新型コロナ新規感染者数が拡大していて、一日で23万人を超える日も出ています。さらに、オミクロン株は約73%と、急激に置き換わっています。

「オミクロン株は、デルタ株に比べて重症化リスクが低い」という報告もありますが、感染者が増えれば、一定の割合で重症者が出てくるとも指摘されています。

そこで重要となるのが、コロナの“飲み薬”です。

アメリカでは22日、ファイザーの『パクスロビド』の緊急使用が承認されました。対象は重症化リスクがある軽症・中等症の人で、入院・死亡リスクを約89%減らすということです。パクスロビドは、日本では申請されていません。

一方、日本で動き出そうとしているのが、メルクの『モルヌピラビル』です。入院・死亡リスクを約30%減らし、自宅での使用も視野に体制を作っているといいます。

モルヌピラビルについて、岸田総理は24日の厚労省の専門家会合で審議し、了承されればすぐに承認し、週末から全国に20万回分配送を開始。来週から使えるようにするとしています。

一方で、フランスは治験の結果が良くなかったとして、モルヌピラビルの発注を取り消し、ファイザーのパクスロビドへ切り替える方針です。

川崎医科大学・中野貴司教授:「(Q.入院・死亡リスク約30%減少は少なく感じるが)調査対象により、有効性は異なる。効果が何%と断言するのは難しく、本当の評価はこれから」

この薬はオミクロン株に効くのでしょうか。

川崎医科大学・中野貴司教授:「(Q.オミクロン株への効果は)飲み薬は、ウイルスが増えないようにする薬。ワクチンとは異なる作用で効くため、従来株と同じ有効性があると思われる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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