【上海】“ロックダウン”延長 “感染幼児”隔離に批判が…

【上海】“ロックダウン”延長 “感染幼児”隔離に批判が…

【上海】“ロックダウン”延長 “感染幼児”隔離に批判が…

事実上のロックダウンが続く中国・上海では、感染拡大に歯止めが掛からず、封鎖が延長される見込みです。拡大防止のため、感染した乳幼児を親から引き離して隔離した当局の対応には、批判が相次いでいます。

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記者(中国・上海、4日)
「きょうは上海市民全員を対象としたPCR検査が行われていて、 私も検査のために久しぶりに外に出ることが許されました」

4日、市民全員を対象としたPCR検査が行われたのは、新型コロナの感染拡大が続く中国・上海市です。

感染を食い止めるため、現在、ほぼ全域を封鎖していますが、3日も過去最多となる9000人以上の感染者が確認されています。

その上海市では現在、市を東西に分けて“ロックダウン”を実施しています。ただ、感染状況の改善がみられないことから、3月28日から封鎖が開始されていた東側エリアでは、4月1日に解除予定でしたが、4日もほとんどの地域で封鎖が継続しています。

5日に解除される予定の西側エリアでも、多くの地域で封鎖が延長される見込みです。

外出できない状態が続くことから、地元当局は住民に食材を配布しています。

記者
「封鎖2日目です。今、野菜が配布されました。キャベツにタマネ ギ、にんじん、じゃがいもが入ってますね」

記者の自宅にも届けられました。

また、自宅には、自分で行う抗原検査の検査キットも配達されました。

上海市では、PCR検査の検査員や分析の専門スタッフが足りなくなるのを防ぐため、自宅で自分で行う抗原検査の検査キットを各地で何度も配布しています。

こうした中、上海市の対応を疑問視する動きも出ています。

感染した子どもたちは、専用の隔離施設に収容されています。親と離ればなれで収容され、寂しさで泣き出してしまう子もいます。

幼い子どもを親と引き離す上海市の対応に、SNSには親などから「1歳の娘は専用の隔離施設に連れていかれた。政府に従うしかなかった。どうして親が一緒について行くことができないのか」(1歳の娘の母親)、「親元を離れてもしっかり面倒をみてもらえるのか」(2歳半の娘を持つ親)といった投稿が相次ぎ、改善を求める声が上がっています。
(2022年4月4日放送「news every.」より)

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