京都でもオミクロン株 市中感染 20代女性 海外渡航歴なし
大阪府で国内で初めて市中感染が確認された新型コロナの「オミクロン株」。23日は、京都府でも市中感染が明らかになりました。
京都府 西脇隆俊 知事
「本日、京都府におきまして初めて海外渡航者とのリンクのないオミクロン株陽性の方が1名判明した」
京都府の西脇知事は23日午後、緊急会見を開き、京都府内で初めてオミクロン株の感染が確認されたと発表しました。感染したのは海外渡航歴のない京田辺市に住む20代の女性で、府は市中感染だとみています。女性は今月中旬に発症し、入院していたということです。
京都府 西脇隆俊 知事
「京都府内にオミクロン株がすでに存在していることを前提として、基本的な感染防止対策について引き続きご協力をお願いしたい」
京都府で初めて確認された市中感染による「オミクロン株」感染者。濃厚接触者は7人確認されていますが、うち2人は陰性で、ほかの5人は現在、検査が行われています。
また、22日に国内で初めてオミクロン株の市中感染が確認された大阪府の吉村知事は23日も、新たにオミクロン株感染が確認されたことを明らかにしました。
記者
「きょう発表される人で、ゲノム解析の結果、オミクロン株感染と確定した人はいる?いない?」
大阪府 吉村洋文 知事
「います。報告が入っている部分があるので、今ちょっと整理中です。やはり、感染拡大の傾向にあると思っている」
大阪府で22日の時点で、オミクロン株の市中感染が明らかになった家族は、30代の夫婦とその娘(10歳未満)です。いずれも軽症で入院中です。夫婦にはこのほか、2人の未就学の子どもがいて、オミクロン株に感染していないか検査をしています。また、感染した男性の職業は寝屋川市内の公立小学校の教員で、保健所は23日までに、この小学校の全ての教員と児童およそ600人について、PCR検査を実施しています。(23日17:11)