「大阪自民」がIR整備計画めぐり府議と市議で“意見分裂” 過去には『都構想』でも(2022年3月29日)
大阪府と大阪市の議会で、IR=カジノを含む統合型リゾートの整備計画が可決されました。大阪自民は府議と市議で対応がわかれる異例の事態でした。
大阪府と大阪市が2029年に夢洲での開業を目指すIR。政府は今年4月末までに整備計画を提出するよう求めていて、府議会では3月24日に維新・自民などの賛成多数で可決されました。
そして29日、市議会で採決を迎えたのですが、自民党市議団は反対にまわったのです。土壌汚染などへの追加の対策費用約790億円を市が負担する方針や、来場者数や経済効果の想定を疑問視しています。
(自民党 川嶋広稔市議)
「過去の大阪のバブルの失敗、負の遺産を作ってきた状況と同じではないでしょうか。同じ過ちを絶対に繰り返してはなりません」
そして行われた採決では、結局、整備計画は維新や公明の賛成多数で可決されました。
(自民党大阪市議団 北野妙子幹事長)
「(Q自民党の中で府議と市議で意見が分かれたが?)非常に自民党らしい振り幅のある判断だったと思います。独裁国家じゃありませんし、それぞれ独立した自治体のそれぞれの意思を示した」
府議団と市議団で対応が分かれた自民党。過去にもこうしたことがありました。2020年に住民投票で否決されたいわゆる「大阪都構想」をめぐっても、大阪市議団が一貫して反対した一方、大阪府議団では一時賛成が多数派に。市議団が猛反発する事態になりました。
再び分裂した自民を横目に大阪市の松井一郎市長は次のように述べました。
(大阪市 松井一郎市長)
「いよいよ夢洲がエンタメの拠点になる姿が少しずつ見えてきたかなと思います」
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