韓国・次期大統領　現職と“初会談”・・・駐韓大使とも面会　日韓関係は「対話で解決」(2022年3月29日)

韓国・次期大統領　現職と“初会談”・・・駐韓大使とも面会　日韓関係は「対話で解決」(2022年3月29日)

　韓国の次期大統領・尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏が、現職の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と当選後初めて会談しました。これに先立って、尹氏は日本の相星孝一駐韓大使とも面会し、日韓関係改善への意欲を強調しました。

■対立深まる・・・“執務室移転”は？

　28日、2時間半にわたり、夕食会の形で実現した両者の会談。連合ニュースによると、大統領選から19日後の現職と次期大統領の会談は、これまでで最も遅いという。

　大統領選で尹氏は、現政権を痛烈に批判してきた。

　当選後も、尹氏は「青瓦台」と呼ばれる現在の大統領府を「帝王的権力の象徴」と批判し、市民に開放する方針を表明した。

　さらに、大統領執務室を、ソウル市内にある国防省庁舎に移す計画を明らかにした。

　この方針に、文大統領が否定的な認識を示すなど、両者の対立は深まっていた。

　尹氏側の発表によると、会談で文大統領は「移転の判断は次期政権の仕事」としたうえで、協力を約束したという。

■“日韓関係”は「難しい問題も・・・」

　この会談に先立ち、尹次期大統領が面会したのが、日本の相星駐韓大使だ。

　この面会で尹氏は、次のように話したという。

　尹錫悦次期大統領：「難しい問題もあるが、対話によって解決できると確信している」

　文在寅政権の5年間で悪化した日韓関係の修復に意欲を見せ、そのためには「両国の政治指導者や国民が、関係改善を未来志向で、強く推し進めることが必要だ」と述べた。

　過去最悪と言われる日韓関係は今後、修復へと向かうのだろうか。

（「大下容子ワイド！スクランブル」2022年3月29日放送分より）
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