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“車いすで混雑時に行けない子も”8000発の花火大会『障がいある子ども』のための開催(2022年3月28日)
3月26日(土)、雨の降る中、体や心に障がいがある子どもたちのための花火大会が開かれました。
大阪市此花区・舞洲で開かれた季節外れの花火大会。招かれたのは、身体や心に障がいがあり、特別なケアが必要な子どもたち。8000発を超える花火が夜空を彩りました。東大阪市で運送業で営む古川哲志さん(43)が、この特別な花火大会の主催者です。
(古川哲志さん)
「ハンディキャップがあることによって平等でなくなることもあるわけですよね。悲しいなというのも正直思いました。一回だけでいいから子どもたちだけでゆっくり見られるような花火大会があったらいいなと」
招待を受けた施設の一つ「たんぽぽのわたげ」は、発達障がいがある子どもや医療的なケアが欠かせない子どもたちを預かる施設です。
(たんぽぽのわたげ 岩井絵里子代表)
「養護施設さんとか障がいをお持ちの方に限定されたところに驚いた。花火大会に行けないじゃないかというお子さん達ばかりなので、そこにフューチャーしてもらったのがすごく嬉しかったです」
打ち上げ当日。あいにくの雨でしたが、この日を待ちわびた子どもたちが続々と集まります。
(招待客の保護者)
「コロナとかもあったので、花火大会で遠いところになかなか行けなかったので、楽しみです」
「車いすで移動するって、花火大会ですごい人がワーッと歩いてるところで、スムーズに行けるかというと行けないと思うので」
雨も弱まり、いよいよ打ち上げ開始です。
(古川哲志さん)
「感動しました。涙が出ました。わーきゃーがすごく嬉しくて。(花火が)小さかったら笑ってくれたりとか。何かを思ってくれているその瞬間なのかなというのは、心を打たれるものがあるなと」
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