『元部下脅し供述引き出した』無罪のプレサンス前社長が特捜部の検事2人を刑事告発へ（2022年3月25日）
「関係者を脅して事実と異なる供述を引き出した」として、無罪判決を受けた大阪の不動産会社の前社長が大阪地検の検事を刑事告発します。
刑事告発するのは「プレサンスコーポレーション」の前社長・山岸忍さんです。
山岸さんは大阪の学校法人がプレサンス社に土地を売却する際、学校法人の元理事長らと共謀して手付金21億円を横領したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されました。
裁判では、共謀の根拠とされた元部下の証言に「疑いが残る」として山岸さんの無罪が確定しました。
元部下は取り調べで検事から、「あなたは会社の評判をおとしめた大罪人だ。会社から10億円、20億円ではすまない損害賠償を求められる」などと脅迫されたということで、山岸さんは捜査にあたった検事2人を証人等威迫などの疑いで3月29日、最高検察庁に刑事告発します。
（プレセンスコーポレーション 山岸忍前社長）
「今回の冤罪事件を通じて、検察は真実を明らかにしたいのではなく、有罪だと思った人物を裁判で有罪にするために手段を選ばない組織であることを身をもって体験することになりました」
また、国に対して約7億円の損害賠償を求める考えです。
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