「色々な人たちが寄付してくれた」世界的建築家がウクライナ難民支援
ウクライナ難民を支援するため、ポーランドにわたり紙の間仕切りシステムを提供した世界的な建築家 坂茂さんが帰国し、支援活動について語りました。
建築家 坂茂さん
「ポーランドの建築家に知り合いがいたからメールで日本だとこういう物を作っているけど、もし必要ならすぐやると言ったら是非やりましょうという話しが返ってきた。思った以上に早く、2週間かからずにやろうとなったうえに我々が調べた地元の紙管屋が全部無料で自分達の仕事を止めてまで作って提供してくれ、色々な人たちが寄付してくれた」
世界で活躍する建築家の坂茂さんはウクライナの難民を支援するため今月11日から14日までポーランドに滞在し、現地の建築家や学生ボランティアらとともに避難所でプライバシーを確保する紙管を使った間仕切りシステムおよそ380ユニットを設置しました。
3月24日からはフランスのパリで、避難所となる2か所の体育館でも設置を始めます。
紙やフィルムなどを巻くための軸として使われる紙管は、現地で調達しやすく、今回もポーランドの製紙会社から無償で提供を受けたということです。
また、持ち運びが容易で誰でも簡単に組み立てができることからこれまで東日本大震災や熊本地震など国内の被災地だけでなく世界各地で採用されています。
坂さんは難民の健康維持のためにも避難所でのプライバシー確保は重要で、支援活動にはスピードが求められると話しています。
(19日17:00)
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