【ウクライナ】首都砲撃…残る市民は ロシアが態度軟化か「数日で停戦」発言も

【ウクライナ】首都砲撃…残る市民は ロシアが態度軟化か「数日で停戦」発言も

【ウクライナ】首都砲撃…残る市民は ロシアが態度軟化か「数日で停戦」発言も

ウクライナの首都キエフでは、17日朝もロシア軍が住宅街を砲撃し、火災が発生。消防が住民の救助にあたっていました。一方、停戦協議は進展の可能性がでてきており、ウクライナの代表団は、両国の大統領が署名する文書のとりまとめを進めているとしています。

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ウクライナの首都キエフでは、17日朝も住宅街が砲撃を受けました。ある住宅にはミサイルの残骸が直撃し、火災が発生。消防が住民の救助にあたりました。

ウクライナ非常事態庁によると、この攻撃で少なくとも1人が死亡、3人が負傷したということです。キエフに住むボグダンさんも、このとき――

首都キエフ在住 ボグダン・パルホメンコさん
「初めてこの3週間で、今いる建物の床が揺れました。震度3とかそれくらいの揺れ」

ボグダンさんの知人が、現場からわずか50メートルの場所から撮影した映像には、攻撃を受けた住宅で火災が発生している様子が映っていました。

ボグダンさんはキエフに残り、情報発信を続けると決めています。

ボグダンさん
「『なにもしないまま、自分たちだけのことを考えるんだ』と。今は(ウクライナに)残ることが尊敬の目で見られる状況なので」

ただ、それでも――

ボグダンさん
「睡眠はとれているんですけど、やっぱり自然には寝られないので、かなりきつい精神安定剤と睡眠薬をいくつか(服用して)、できるだけ寝るようにしてます」

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キエフのがん専門病院に勤める外科医のスタホフスキーさんは、患者の多くは別の街に避難しましたが、残っている患者の治療にあたっています。

スタホフスキー医師
「ミサイルが落ちてくる可能性もあるが、私たちがここに残ることで患者の助けになると信じています」

今後、戦況が悪化すれば、「がん患者以外の受け入れも準備している」といいます。

スタホフスキー医師
「この病院は、キエフが戦場になった場合に、負傷した人を受け入れる準備はできています。私たち医師は、患者や国のため、そしてウクライナの未来の世代が自由な国に住めるために、ここにとどまっているのです」

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ロシアが軍事侵攻を開始して3週間。ここにきて、停戦協議に進展の可能性もでてきました。

ウクライナ代表団のポドリャク大統領府顧問は、アメリカメディアに対し、「ロシアが立場を大きく軟化させた」と話し、「数日のうちに停戦が実現すると確信している」とも述べ、両国の大統領が署名する文書のとりまとめを進めているとしています。

一方、ロシア側のメジンスキー大統領補佐官は、妥協案として、「ウクライナがオーストリアなどのように、限定的な自国の軍隊を持ちつつ中立的な立場をとることを検討している」と述べています。
(2022年3月17日放送「news zero」より)

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