【停戦協議】ロシア側の態度軟化 進展ある可能性も

【停戦協議】ロシア側の態度軟化 進展ある可能性も

【停戦協議】ロシア側の態度軟化 進展ある可能性も

ロシアがウクライナに侵攻を開始して3週間となります。ロシア軍による都市部への砲撃が続いていますが、ウクライナ側は停戦協議でロシア側の態度が軟化しているとしていて、協議に進展がある可能性もあります。

ウクライナ代表団のポドリャク大統領府顧問は16日、アメリカメディアのインタビューのなかで、「ロシアが立場を大きく軟化させた」と述べました。そのうえで「数日のうちに停戦が実現すると確信している」とも述べ、両国の大統領が署名する文書のとりまとめを進めているとしています。

協議の内容について、イギリスのフィナンシャルタイムズはウクライナがNATO(=北大西洋条約機構)に加盟しないことなどを条件にロシア軍が撤退する案が検討されていると伝えています。

また、ウクライナ側は再び侵攻された場合にアメリカやイギリスなどが安全保障を担う法的枠組みを設けることを提案しているということです。

ただ、ロシアのプーチン大統領は16日も「当初の軍事目的を必ず達成する」と述べるなど強硬な姿勢を崩していません。

16日もロシア軍は首都キエフなどへ砲撃を行い、ウクライナ側は死者がでていると発表しています。

また、ウクライナのゼレンスキー大統領は、包囲されているマリウポリで数百人が避難している劇場がロシア軍の攻撃をうけ、破壊されたと述べました。犠牲者の数は明らかになっていません。

一方、ウクライナ国防省は16日、ロシア軍に拉致されていたメリトポリの市長が解放され、ゼレンスキー大統領が電話で話しているとする動画を公開しました。
(2022年3月17日放送)

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