【解説】狭いエリア震源の浅い地震相次ぐ 石川・能登半島『週刊地震ニュース』
先週は震度3以上の地震が全国で5回発生。うち4回は能登半島を震源とするものです。能登半島では去年から、狭いエリアを震源とする群発地震が相次いでいます。
ここ最近の気になる地震活動について掘り下げる週刊地震ニュース。今月7日から13日まで1週間におきた震度1以上の地震は45回ありました。
震度3以上の地震は5回。うち4回は震源が石川県の能登半島でした。
▼今月8日午前1時58分頃
マグニチュード4点8深さ14キロ、珠洲市で震度4、糸魚川市や上越市などでも震度3そのほかに、同じ地域を震源とした震度3の地震が、8日と10日に、合わせて3回起こっています。
▼11日午後5時59分頃
兵庫県南東部を震源とするマグニチュードは4点1、深さ15キロの地震がありました。
京都の福知山市(ふくちやまし)や兵庫県三田市(さんだし)などで震度3を観測しました。
能登半島の詳細震源先週は能登半島で地震が相次ぎました。震源は能登半島の先端、珠洲市のあたりに集中しています。
このような比較的狭い地域に続発する地震活動のことを「群発地震」と呼びます。マグにチュードはそれほど大きくありませんが、震源が浅いことなどが特徴です。ただ去年9月16日に発生したマグニチュード5点1の地震では珠洲市で震度5弱の強い揺れとなりました。
能登半島北部では2018年頃から体に感じない地震が増え始め去年からは体に感じる地震も増加してきました。
2020年12月から今月13日までに震度1以上の地震は98回を数えます。地震活動のはっきりとした原因は分かっていない。地震がおきている地下で何らかの原因でひずみが高まりそのひずみを解消しようと地震が発生してるとみられます。
こうした群発地震として1965年から活動が始まった長野県松代群発地震があります。地震活動が5年以上も続き、体に感じない地震も入れると70万回以上と世界的にも例を見ない群発地震になりました。
原因は地下から上昇してきた水の影響ではないかという説が考えられています。
能登半島の群発地震について地震の専門家・草野さんは「原因は定かではないが、地下で何かが起こっている。震源が浅いので局地的に揺れが大きくなることがあるので注意が必要」と話しています。
震源が浅い・足元で発生しているため、場合によっては震度5や震度6に近い揺れになることもあります。
特に就寝中は無防備になるので寝室にある倒れやすい家具をしっかり固定したり、髙い場所の落ちやすいモノをあらかじめ片付けておくなど揺れたときに被害にあわない注意して下さい。
(2022年3月14日放送)
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