観光地のゴミ問題 食べ歩きが楽しい大阪・ミナミの現状 地元の負担と努力だけでは解決しない? 

観光地のゴミ問題 食べ歩きが楽しい大阪・ミナミの現状 地元の負担と努力だけでは解決しない? 

観光地のゴミ問題 食べ歩きが楽しい大阪・ミナミの現状 地元の負担と努力だけでは解決しない? 

観光地の「ゴミ問題」は大阪でも、地元の人が対策に取り組んでいます。現在の状況を中継でお伝えします。

■取材・報告:有吉優海 記者

 大阪の名所・道頓堀はご覧のようにもう 人、人、人です。この通りでは土日、週末には約6万人の方がいらっしゃるということで、そのうちの大体8割ぐらいがインバウンドの方、外国人観光客の方なんだそうです。

 食い倒れの街といえば”食べ歩き”ですよね。『たこ焼き』、さっき7個食べちゃったんですけど、最後の1個いただきます。

 大阪に住んでいてもやっぱり美味しいです。

 食べ歩きをすると、どうしてもゴミが出ます。でもこの通りにはゴミ箱があるんです。

 こちら(京都の)嵐山と同じ「スマートゴミ箱」で、このように捨てることができるんです。

 今日は特別に鍵をお借りしてまして、ここを開けてみます。

 見てください。先ほどの私のゴミに加えて、たこ焼きのゴミだったりいろいろな食べ歩きの跡が見られます。たくさんのゴミが捨てられています。

 実はこのゴミ箱がすごいのは、この奥の部分が、一定までゴミが溜まると自動的にぎゅーっと圧縮されて、5分の1ぐらいまで圧縮されるんです。

 さらにゴミが満杯に近づくと、管理されている方のスマートフォンに通知が来るということで”スマートなゴミ箱”になっているんです

 ゴミ箱が設置されている効果は抜群で、通りを見てみますと、ほとんどポイ捨ての跡は見られません。ゴミをほとんど見かけません。

 この通りには、先ほどのところからも少し歩けば、街路樹の下にもゴミ箱があります。少し歩くとゴミ箱があるので、この距離というのもポイ捨てを防いでいるんですね。

 2023年、この通りに10か所 ゴミ箱が設置されて、今もゴミ箱の設置が続いています。

 ただ、ゴミ箱の運用には1か月で、10か所で100万円かかるんだそうです。

 設置しているのは、この通りのお店などが加盟する道頓堀商店会さんで、商店会でこの100万円を負担しているんだそうです。

 インバウンドの効果もあって、去年12月からはゴミの量が増えすぎて夜だけの回収では間に合わず、昼間、車が入れない時間帯に人の力でゴミを運んで回収するということをされているんだそうです。

 さらに、このゴミ箱の周りには不法投棄もあったりします。先ほどまでは、ここに木の端材のようなものが捨てられていて、明らかにここで出たゴミではありません。

 こういうものも、ゴミ箱を置くことで却って増えてしまったり、ゴミ箱の維持にも どうしても地元の方に負担がかかってしまうんです。

 地域の方の努力と負担で きれいな場所が維持されている一方、今後も維持していくためには、訪れる人の意識の向上や行政主導の取り組みも欠かせないと感じました。
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