熱気に包まれる猛暑の天神祭 きょう宵宮、あす奉納花火 ことしは万博と同時開催で例年以上の人出予想
連日厳しい暑さが続いていますが、その暑さに負けないほどの熱気に包まれているのが、24日始まった日本三大祭りの一つ「天神祭」。（取材・報告＝上野巧郎記者）
今年もこの季節がやってきました、祭囃子聞こえているかと思いますが、日本三大祭りの一つ「天神祭」の会場、大阪市北区の大阪天満宮前からお届けします。
徐々に人も集まってきて、お祭りムード高まっているんですが、お祭りの熱気に負けないくらい、いや、追い越す勢いで太陽も頑張っていまして、現在手元の温度計で38.6度記録しています。今日の大阪市最高気温が36度、さらには京都区の福知山市では、今シーズン国内最高となる39.4度を記録するなど関西各地で非常に今日も厳しい暑さとなりました。
そうした暑さの中で行われる今年の天神祭りですが、今広がっている光景はちょっと異様な光景なんですが、大阪天満宮前には明日の神事で使われる、船渡御で使われる船なんですが、今朝流した歩行を返還する儀式のために陸に上げられていまして、この後大阪天満宮の境内に進んでいくんですが、この船には40人ほどが乗るということなんですが、他にも100隻ほどの船が大川を彩りまして、明日船渡御という神事も行われます。
そしてその船渡御の後、皆さん楽しみにしているものといえば、奉納花火ではないでしょうか。奉納花火は、今年は違う点がありまして、大阪・関西万博が同時に開催されているということで、特別な演出になっていまして、普段であれば天神祭りでしか披露されない、「紅梅」という特別な花火があるんですが、実はその花火を天神祭を万博会場でも打ち上げようということになっていて、今日、そして明日、万博会場でもその天神祭の盛り上がりの一つ「紅梅」という特別な花火が打ち上がるということです。
そして万博と同時開催ということで、天神祭は普段よりも多くの人出が予想されていて、普段でも約130万人が訪れる天神祭ですが、今年はさらに10万人ほど増えて、140万人ほどの方が訪れる見込みとなっています。それに合わせて、警備の体制も厳重になっています。普段よりも300人ほど増やしてですね、1100人体制で今回天神祭りの警備が行われるということです。
さらに大阪府県によりますと、現在一部区間では始まっていますけども、明日はエリアを広げて交通規制が広く取られる予定となっています。車で入れない場所、自転車も入れない場所、さらに歩行者も含めた立ち入り禁止の場所と細かく設定されていますので、大阪府県のホームページで確認していただきたいのと、できれば公共の交通機関を使って訪れてほしいということでした。時間に余裕を持って、今日、明日の天神祭りに訪れる予定の方は楽しんでいただきたいなということと、合わせて忘れちゃいけないのは熱中症の予防です。冷たい飲み物などを持参して天神祭りに訪れて楽しんでいただきたいと思います。
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