【参院選】終盤の情勢分析 自民・公明は苦戦…過半数維持厳しく 国民・参政は躍進か 関西は混戦模様

【参院選】終盤の情勢分析 自民・公明は苦戦…過半数維持厳しく 国民・参政は躍進か 関西は混戦模様

【参院選】終盤の情勢分析 自民・公明は苦戦…過半数維持厳しく 国民・参政は躍進か 関西は混戦模様

 (中谷しのぶキャスター)
 今月20日の投開票日を迎える参議院選挙。終盤の情勢がわかってきました。

 (平田博一記者)
 石破首相は、与党が参議院で過半数を維持するために必要な「50」を1つのポイントとして挙げていますが、NNNと読売新聞が行った終盤の情勢調査では、この「50」の維持・確保というのが厳しい情勢という結果になっています。

 過去の選挙を見ますと、1989年、1998年、2007年と自民党が大敗した参議院選挙がありました。
 この選挙では、その後いずれも政権の枠組みを変更したり、政権交代につながるような結果となっています。
 今回は、事実上の政権選択選挙とも言われる重要な選挙ですが、果たしてどうなるのか?

◇◇◇◇◇

 日本の未来を占う投開票日まで、あと4日。
 20日の投開票に先駆けて進む、参議院選挙の期日前投票。今月13日時点で9.48パーセントと、前回の参院選と比べて2.07ポイント上昇。

 物価高対策、外国人政策にコメ問題…。様々な争点に対し、有権者が大きな関心を寄せる今回の選挙。

 NNNは読売新聞と、今月12日から15日に参議院選挙の情勢調査を行いました。

 独自の情勢取材も加えて分析した結果、序盤の分析よりも、自民党は苦戦する選挙区が増え、選挙区と比例代表合わせて30議席台半ばにとどまる見通しで、改選の52議席を大きく下回る情勢です。

 また、公明党も、なかなか抜け出せない選挙区が多く、改選14議席の確保は厳しく、10議席以上獲得できるか、ギリギリの攻防が続いています。

 石破首相が目標に掲げる、自民党と公明党の与党で非改選議席を合わせた過半数確保には両党で50議席が必要ですが、今回の分析では、序盤より厳しい情勢となっています。

 一方、野党の立憲民主党は勢いを維持しており、選挙区と比例代表合わせて改選の22議席を上回り、30議席台をうかがっています。

 また、国民民主党も勢いは変わらず、選挙区、比例代表ともに議席を大きく伸ばし、引き続き、目標の16議席を上回る可能性があります。

 6議席以上の獲得を目指す日本維新の会は、大阪などの選挙区で議席獲得を見込む一方、関西以外の選挙区や比例代表では伸び悩みが続いています。

 共産党も不振が続いていて、選挙区、比例代表あわせて改選7議席を割り込む情勢です。

 れいわ新選組は堅実な戦いぶりで、改選2議席から議席を上積みする可能性があります。

 参政党は序盤より支持が拡大していて、選挙区と比例代表あわせて2ケタ議席を上回る勢いとなっています。

 保守党も比例代表で支持を厚くしていて、複数議席を獲得する情勢です。

 社民党は序盤と変わらず、比例代表で議席を獲得する可能性があります。

 再生の道やチームみらい、NHK党は支持が広がっておらず、議席獲得は見通せていません。

 今回の調査では一定の回答者が投票先を明らかにしておらず、情勢は投票日に向けて変わる可能性もあります。

 運命の投開票日まであと4日。関西の最新情勢をスタジオで詳しくお伝えします。

(中谷キャスター)
 あと4日ありますので情勢もどうなるかわかりませんが、今のところ、与党過半数は厳しい 情勢だということですね。

(平田記者)
 やはり今回1つ、大きく挙げられているのが、国民と参政が、かなり勢いを見せているということなんですけれども、関西でもそういう傾向が見られます。

 まずこちらをご覧ください。大阪の選挙区です。

 改選数4になりますが、読売テレビと読売新聞の情勢調査によると、 維新・維新・参政・公明・自民が激しく競り合う展開となっているということです。

 大阪選挙区は過去に3回連続で、維新が2議席、そして自民と公明が1議席ずつを分け合ってきたと、過去3回変わらない構図が続いていたんですが、今回の結果を見てみると、やはりここにも参政が入ってきているということです。

 詳しく見ていきますと、維新の岡崎さんと佐々木さん、そして参政の宮出さん、公明の杉さん、自民の柳本さんが競り合う展開です。
 さらにその後を、無所属の世良さん、国民の渡辺さん、立憲の橋口さん、共産の清水さんが追いかける展開となっています。

 混戦になっているということは、誰が当選するかわからない、まさに一票によって結果が変わるかもしれないというので、非常に一票の価値というのは重くなっていると言えると思います。

 これは大阪だけではなく、関西の他エリアでも見られる傾向となっています。

 改選数3の兵庫選挙区です。
 こちらの構図は、無所属の候補が一歩抜け出す展開です。その後を、参政、自民、公明、NHK党、維新、国民の候補が追いかける展開となっています。

 こちらも、2022年の結果を見ますと、維新・自民・公明が1議席ずつ分け合っていて、最近は大体このような構図となっていて、与党で2議席を確保していたんですが、今回は混戦になっているので、果たして2議席を確保できるのか。

 京都選挙区は改選数2ですが、維新の候補が優位に立っていて、その後を自民、共産、参政、立憲の候補が追っている展開です。
 こちらも前回の選挙結果で見ますと、与党が1議席を確保していたんですが、非常に混戦になっているという状況です。

 いま、各政党の関係者が非常に注目している指標があります。それが「投票率」です。

 投票率が低いと、いわゆる組織や団体の支援を受けている候補が、比較的優位になると言われています。
 一方で投票率が高くなると、浮動票がどう分かれるのかというのが、大きく結果を左右すると言われています。

 では今回、投票率がどうなるのかというと、一つ注目する数字が「期日前投票」の結果です。
 今月4日から13日の10日間で約990万人が、すでに投票を済ませているということです。

 これは有権者全体の1割に当たる数字で、前回と比べると約27%上がっているということです。今回の投開票日が3連休の中日ということで、当日の投票率がどうなるのか一つ注目なんですが、一票の価値が高まっている選挙になりますので、ぜひ皆さん、投票に行っていただきたいと思います。
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