「全然いない」琵琶湖のアユが過去最低の不漁 猛暑で水温上昇、地元の名産に影響 滋賀県に対策を要望「琵琶湖が魚に住みにくくなっている」
琵琶湖の名産・アユの漁獲量が過去最低に陥っていて、滋賀県知事に対策を求める事態となっています。
毎年12月に漁が解禁され、この季節にはピークを迎えるはずのアユの「やな漁」。
北船木漁業協同組合・木村常男理事
「少ない。一番ことしが悪い。1つの仕掛けでは1日500kgぐらいとれていましたけど、今やったら10kg~、良くて20kgぐらいしかとれていない」
さらに、仕掛け網でアユを狙う「えり漁」でも…。
妻・照代さん
「全然いない」
漁師・三田村進さん
「全然いそうもない」
(Q:多い時、ここはどうなっている?)
漁師・三田村進さん
「もうバチャバチャ。網の周りで」
妻・照代さん
「魚が跳ねています」
漁師・三田村進さん
「今は1kgとるのがやっと。燃料代が出ないぐらいだから、なかなか続けることができない」
アユは、琵琶湖での漁獲量の4割~5割を占め、最も多くとれる魚として滋賀県の漁業を支えてきました。
ところが、ここ10年間の漁獲量を見てみると年々減少傾向で、今年は約17.6トン。過去最低の不漁となっています。その影響は地元の名産品にも…。
田村淡水・田村愛子代表取締役
「普段アユとかワカサギを炊いている釜になります。今年は稚魚からアユがいないので、1月に入ってから一度もアユを炊いていない」
滋賀県の郷土料理として知られる「湖魚の佃煮」。琵琶湖でとれた小さなアユの食べ方の一つですが、記録的な不漁の影響で製造が滞っています。
県の水産課によりますと、アユ不漁の原因は、去年の猛暑による水温上昇。秋に産卵に適した温度まで下がらなかったことと、エサとなるプランクトンが少なく、ふ化しても成長できない個体が多かったということです。
こうした背景から今週、地元の県漁連など水産関係者らが、三日月知事に対策を要望。親アユの放流などを求める要望書を提出しました。
滋賀県・三日月大造知事
「人工河川の活用と、そこでの効果的な放流を検討させています」
県は比較的水温が低い河川の産卵場を拡大するほか、水温が下がる時期に稚魚がふ化できるよう、効果的な放流を検討しているということです。
北船木漁業協同組合・木村常男理事
「天候ですね。琵琶湖全体が魚にとっては、住みにくくなっている感じもする」
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