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【ナゼ】カイロス打ち上げ後に飛行中断措置「ノズル駆動制御に異常」今回ミッションはどこまで達成? 見守った人は「ショック」「成功するまで応援」
和歌山県串本町にあるロケット発射場から18日午前に打ち上げられた民間ロケット「カイロス」。しかし「スペースワン」は、ミッション達成困難と判断し、飛行中断措置を行ったことを発表しました。“失敗”の背景にはいったい何が。
午後2時半すぎ、「カイロス」を開発したベンチャー企業の「スペースワン」が会見を開きました。
スペースワン・豊田正和 社長
「今回のミッションは、衛星を軌道に投入させるという最終段階まで達成させることができませんでした」
渡邊幹也アナウンサー
「いま多くの人の思いを背負って、カイロス2号機が打ちあがりました!」
午前11時、小型ロケット『カイロス2号機』は、日本初の民間ロケット発射場『スペースポート紀伊』から打ち上げられました。
しかし、打ち上げから1分40秒ほど経った後に、ロケットの一部が回転して進む様子が確認できます。スペースワンは「飛行を中断」したと発表し、打ち上げは失敗となりました。
その、約2時間前。
観光名所・橋杭岩(はしぐいいわ)周辺では、平日にもかかわらず全国各地から多くの人がつめかけ、打ち上げの瞬間を見守ろうと期待値もじわじわ“上昇”していました。
(Q:きょう飛ぶと思う?)
「飛ぶと思う」
また、発射場から約1.5キロ離れた県の公式見学場では…。
「カイロス、カイロス~」
「カイロスがんばれー」
焼き鳥を焼く高校生
「あともうちょっとで売り切れそうですけど、焼きながらロケット見られたらいいと思う」
発射場に近い小学校では…。
「いくぞ!じゃあ今からロケット見に行くか」
「おー」
授業をいったん中断し、児童らは学校の屋上へ!
「楽しみー」
一方、発射場から遠く離れた京都の世界遺産・醍醐寺でも、その瞬間を待つ人が。
醍醐寺 塔頭菩提寺・仲田順英 住職
「うまく打ちあがっていただくことを期待しています」
「カイロス2号機」には、人工衛星5基が搭載されていて、その衛星の一つには宇宙から世界の平和を願い、なんと仏像が設置されているのです!
人工衛星軌道を周回し、宇宙に滞在。「宇宙寺院・劫蘊寺(ごううんじ)」と名づけられています。
人工衛星を開発する京都のベンチャー企業「テラスペース」と連携した宇宙プロジェクトで、将来的には、スマホアプリなどで“宇宙寺院”の位置を確認し、空を見上げてお参りができるようにしたい考えです。
醍醐寺 塔頭菩提寺・仲田順英 住職
「わたしよりも(ロケット)技術の方の方が、きっとヤキモキされていると思います」
そして……。
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ゼロ」
渡邊アナウンサー
「いま多くの人の思いを背負って、カイロス2号機が打ちあがりました!前回の初号機よりも、確実に前に、そして高く打ちあがっているカイロス2号機!」
「来た来た来た来た すごーい」
「あー飛んだ 飛んだー」
「カイロス打ち上げ成功を祝って、ばんざーい!ばんざーい!」
「いやもう すごかった!」「すごいよかった!」
「山の稜線からぴゅーとでてきて」「よかった~ものすごいよかった」
醍醐寺 塔頭菩提寺・仲田順英 住職
「結構、感動しました。こんなに嬉しいと思わなかった。皆さんとの約束が少しだけ果たせたかなと、まあこれからなんですけど」
みんなの夢を乗せ打ちあがった「カイロス」。
しかし……。
アナウンス
「ミッション達成困難と判断し、飛行中断措置を行いました」
「ショック~」
打ち上げから1分40秒ほど経った後に、ロケットの一部が回転して進む様子が確認できます。いったい何があったのでしょうか。
スペースワン・豊田正和 社長
「西側に(カイロスの)飛行が徐々にずれてまいりました。計画していた飛行経路のあらかじめ設定している限界線を越えたために、飛行中断が行われたと考えております」
会見では「ノズルの駆動制御に異常が発生した」と明らかにしました。ただ、詳しい原因については調査中だとしています。
スペースワン・豊田正和 社長
「しかしながらこの結果を前向きにとらえて、次の挑戦に臨みたいと考えています」
「あれー」「あれあれ」
「何があるやわからんな。アクシデント」
「いやー、ほやけど元気に上がったからね」
醍醐寺 塔頭菩提寺・仲田順英 住職
「決して無駄な努力は一個もないと思っていますので、次に向けて応援しながら、できることを精いっぱいしたい」
「打ち上げ成功するまで、ずっと応援し続けたいと思います」
◇◇◇
(中谷しのぶキャスター)
改めてこちらです。
きょう午前11時に打ち上げられました。
約80秒後に1段目のノズル駆動制御に異常が発生し、ロケットが姿勢を崩した。想定の飛行経路よりも西側にずれてしまって、3分7秒後に「飛行中断措置」が取られました。
ちゃんと中断できたことも、一つプラス要素かと思うのですが、ロケット自体が前回よりも着実にステップアップしているということです。
1回目の初号機の時は、爆発しました。その原因は、ロケットの推力を計算する過程に問題があったと。
今回のカイロス2号機は、前回の失敗を生かして修正し、約9か月で2度目の発射に至りました。この期間も含めて今回、一つプラス糧にできるところではないかと考えられます。
「カイロス」の達成段階は、細かく決まっていて、ミッションが5段階あります。前回達成したのが青です。「打ち上げ準備」から「打ち上げ」までは行ったんですが、爆発してしまった。
今回達成したのがどこまでなのか。
この「軌道投入」というところが課題だったのですが、初号機は発射までいきましたが、2段階目の「1段分離」と「2段点火」で失敗したと。今回は、この4段階目のところでうまくいかなかったということです。
3段階目は何かと言うと、「フェアリング開頭」と言って、ロケットの先端部分、人工衛星を守るカバーを捨てるところまではうまくいったということなんですが、その後、ちょっと失敗してしまった。
1回目(14日)の打ち上げの時には、足立さんも見学場を取材してましたが、どんな声が聞かれましたか?
(足立アナ)
皆さん、朝7時から待っていて、打ち上げまで4時間、ずっと寒い中で凍えながら待っていて、とにかく打ち上がってほしい、その一心だったんですけど、待って待ってこの結果。でも皆さんまだ、期待の声上がってましたよね。
(中谷キャスター)
そうですね。3号機が今後どうなるのかも含めて、今後もまた次の成功を祈りたいなと思います。
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