進むキャッシュレス化、給料の“デジタル払い”開始「心配な人も多い」商店街では利用が減った店舗も
デジタル化の推進もテーマに掲げる大阪・関西万博まで200日。
25日、始まったのが…
有吉優海記者
「来年の大阪・関西万博に向けて、お支払いもミャクミャク一色です」
大阪・関西万博の独自の電子マネー「ミャクペ!」のQRコード決済です。
万博としては初めて“完全キャッシュレス”を掲げていて、会場では現金は使えず、「ミャクペ!」やクレジットカード、電子マネーなどで支払うことになります。
ミャクペ!を開発 三井住友銀行・森敦夫さん
「日本のキャッシュレスの推進率(普及率)の向上に寄与出来たらと考えている」
キャッシュレスが広がりを見せる中、9月25日に始まったのが、給与の“デジタル払い”。
「PayPay」がソフトバンクグループ各社の希望する社員を対象に、20万円を上限に指定の額をPayPayのアカウントに、残りの給与を銀行口座に振り込みました。
PayPayは、年内に他の企業にもデジタル給与払いを提供していく予定です。
東大阪市の石切参道商店街。
レトロな風情が漂いますが、実は、コロナ禍をきっかけにキャッシュレス導入に取り組んできました。
『寿々屋』網濱洋子さん
「結構歩いていて、これ(「ペイペイ使えます。」の垂れ幕)を見てはるのよね、みなさん。来る人が増えてます。一日に(利用が)1割ぐらいあるかな。釣り銭がいらなくなって、すごく便利です。効率がいい」
キャッシュレス決済の利用店舗は一時、7割ほどにまで増えました。
中には、こんなお客さんも。
『お菓子つくだ煮大西』大西由美子さん
「88歳のおばあさんが、(コンビニなどでやる前に)『ここだったら練習しやすい、ちょっとやらせて』と」
(Q:デメリットは?)
「電波が悪かったり、反応が遅かったりとか。私たちが嫌なのは、手数料を取られることがあるかな」
70代から80代の経営者が多いこともあり、キャッシュレス決済の利用店舗はその後、減っているといいます。
石切参道商店街振興組合・中澄史雄理事長
「携帯(スマホ)を持ってない店主もたくさんいるんです。誰かが横についてくれないと心配やからやめておこうかなと。(導入率が)約70%から約55%に落ちた。ただ『手伝える範囲では手伝うよ』とはいつも店主には伝えているんですが…」
今や給与の振込先にまで使われる時代になった、キャッシュレス。
便利さと不便さの溝は、どこまで埋まっていくでしょうか。
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