「人道回廊」初実施・・・市民に襲い掛かる“命の危険”(2022年3月9日)

「人道回廊」初実施・・・市民に襲い掛かる“命の危険”(2022年3月9日)

「人道回廊」初実施・・・市民に襲い掛かる“命の危険”(2022年3月9日)

 ウクライナで初めて、市民が避難するための、いわゆる「人道回廊」が実施されました。

■「人道回廊」ようやく・・・避難開始

 避難する人:「ロシア兵が私の街にいて、民間人を殺している」

 ウクライナの人々が連日、命がけで避難を続けるなか、ようやく、ウクライナとロシア両国が合意した「人道回廊」を使った避難が、初めて実現しました。

 しかし、ウクライナ外務省は、ロシア側が停戦協定を破り、マリウポリからザポリージャの間に設置された「人道回廊」への攻撃を行ったと非難しました。

 さらに、赤十字国際委員会の事務局長は、「人道回廊」に地雷が埋まっていたとも明かしています。

■攻撃も「避難中撃たれる可能性」

 市民たちに襲い掛かる命の危険。この現状に、ウクライナのゼレンスキー大統領は、激しく抗議しています。

 ゼレンスキー大統領:「紛争地域から安全地域へ、移動しようとしていた市民が、すでに殺害されたように、避難中に撃たれる可能性がある。もしロシアが車両や市民を攻撃するのであれば、全世界が目撃することになる」

 「人道回廊」設定の一方で、ロシア軍は、すでに国境付近に集結させた部隊の100%近くを投入したとみられます。

 ウクライナから避難する人は、2週間足らずで、200万人を超えたとされ、状況は悪化の一途をたどっています。

(「グッド!モーニング」2022年3月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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