【ライブ】 兵庫・斎藤知事会見 「ワインは仕事で飲んだ」“おねだり”告発 ワインを受領し飲んだと認める「産業振興の仕事として大事なこと」音声データが自身の発言と認める
04:31 “おねだり”告発問題 斎藤知事会見開始
兵庫県の斎藤元彦知事の“パワハラ”や贈答品などの“おねだり”疑惑が告発された問題で、斎藤知事は19日、死亡した元幹部の男性職員が残した、知事が県の特産品であるワインを要求したとされる音声データについて、自身の発言だと認め、ワインを受け取ったことを明らかにしました。
19日午後、斎藤知事は記者団の首座に応じ、音声データについて「私のやりとりだと思う。県議会議員から、『西播磨には特産品がたくさんあり、ワインの取り組みを後押ししてほしい』とお願いがあり、それを受けて『私もまだ飲んでいないので』と、現場を見たいという趣旨も込めて発言した」と話しました。
また、その1週間後に上郡町長が県庁を訪れた際に、2本のワインを受領し、自宅で飲んだことは事実だと明かした上で、「知事になってから1年で、いろんな方から『知事、食べてみてください』『ここに来てください』と言われ、産業振興につなげるために、飲ませていただいた。その魅力を伝えたり、施策につなげたりすれば、仕事としては大事なこと」との見解を示しました。
兵庫県の元西播磨県民局長だった男性は、今年3月、知事のパワハラ疑惑などを告発し、19日に予定されていた百条委員会の証人喚問を前に、7日に死亡しました。遺書が残されていて、自殺とみられます。
男性職員が残した「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた」「また折をみてよろしくお願いします」などと話す音声データは、2022年、上郡町の西播磨県民局で、町長や議会の議長、県議会議員らが兵庫県の斎藤元彦知事と意見交換をする会合の際に録音されたもので、男性職員は「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに音声データや陳述書を残し、遺族が百条委員会に提出。19日の百条委員会では、この音声データと陳述書の採用と公開が決まりました。
この音声について、斎藤知事は18日、記者に音声の事実関係について問われると、音声を聞いた上で、「記憶がないのでしかるべきタイミングでおこたえさせてもらいます」と答えていました。
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