小林製薬「紅麹サプリ」問題 対象の商品は全国で約86万個販売 問題の取締役会への報告は遅れる
小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」をめぐる健康被害の問題で、対象のサプリメントが全国で約86万個販売されていたことが分かりました。
小林製薬の紅麹関連サプリをめぐっては、摂取した5人が亡くなり、177人が入院したことが分かっています。
大阪市によりますと、回収の対象になっている3つの商品は全国2万3000の店舗で約86万個販売されていました。
また、「プベルル酸」の成分は、去年9月に製造されたサプリから最も多く検出されたこともわかっていて、国や大阪市は原因の究明を急いでいます。
一方、小林製薬が、この問題について社外取締役らが同席する取締役会に、対外発表を行った3月22日に初めて報告していたことも新たにわかりました。健康被害を把握していた2月上旬にも取締役会は開催されていましたが、この問題が議題にあがることはなかったということです。
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