「ナイシヘルプ+コレステロール」でも1人が腎臓の病気を発症(日本腎臓学会)被害の全容は今も見えず

「ナイシヘルプ+コレステロール」でも1人が腎臓の病気を発症(日本腎臓学会)被害の全容は今も見えず

「ナイシヘルプ+コレステロール」でも1人が腎臓の病気を発症(日本腎臓学会)被害の全容は今も見えず

 小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」をめぐる健康被害の問題で、近畿2府4県で健康被害を訴えている人が72人にのぼることが各自治体への取材で分かりました。被害の全容は今も見えておらず、国や自治体が対策を急いでいます。

 2日、閣議後に開かれた記者会見。

 自見英子 消費者担当相
「(紅麹サプリ問題の)対策チームでございますが、官房長官からの指示を受けまして、4月1日付になりますが、消費者庁にさきほど申し上げました」

 国は2日朝も「紅麹」問題をめぐる関係省庁の合同会議を開き、対策を検討しています。

 また、消費者庁は約7000ある機能性表示食品について、緊急点検の結果などを踏まえて、制度の今後の方向性を取りまとめる対策チームを立ち上げました。

 健康への影響は広がる一方です。

 厚生労働省などによりますと、紅麹のサプリメントを摂取した人は、5人亡くなっているほか、3月31日までに入院した人が157人、医療機関を受診した人が786人確認されたということです。また、健康被害を含む問い合わせは、延べ2万2000件を超えているとしています。

 しかし、いまだサプリメントと腎疾患との因果関係はわかっていません。

 武見敬三 厚労相
「現在、国立医薬品食品衛生研究所において、今回の事案の件、原因究明を行っているところであります。また新たな事実がわかり次第、厚生労働省から公表させていただきます」

 こうした中、日本腎臓学会は、回収の対象商品の一つである「ナイシヘルプ+コレステロール」の使用者でも、腎臓の病気を発症していた人が1人いたとするアンケートの中間報告を公表しました。

 アンケートでは、47例の健康被害のうち9割が40歳から69歳で、3分の2を女性が占めるほか、約8割が今年1月以降に 医療機関を受診していたことを明らかにしています。

 読売テレビが近畿2府4県の自治体に取材をしたところ、これまでに大阪府で28人、京都府で20人、兵庫県で17人、滋賀県で4人、和歌山県で3人の健康被害が報告されています。

 大阪市の横山英幸市長は、3日午前11時に対策本部を立ち上げ第1回の会議を開くとしていて、原因究明と被害の拡大防止に向け対応が急がれています。
▼特集動画や深堀解説、最新ニュースを毎日配信 チャンネル登録よろしくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCv7_krlrre3GQi79d4guxHQ

▼情報提供はこちら「投稿ボックス」
https://ift.tt/4PYtUwr

▼読売テレビ報道局のSNS
TikTok https://ift.tt/sa8RGI4
X(旧Twitter)https://twitter.com/news_ytv

▼読売テレビニュース
https://ift.tt/joQa86g

▼かんさい情報ネットten.
Facebook https://ift.tt/jX320qk
Instagram https://ift.tt/t6a9PQp
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvnewsten
webサイト https://ift.tt/hyMKGVB

▼情報ライブ ミヤネ屋
https://ift.tt/2nTRYsk

▼ウェークアップ
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvwakeup
webサイトhttps://ift.tt/W1btlRD

読売テレビニュースカテゴリの最新記事