小学生の社会科見学でがんになった元市職員、公務災害に認定 アスベスト吹き付けのポンプ室に立ち入り
小学生の社会科見学で施設案内をしていた男性がアスベストでがんになったとして、公務災害に認定されました。
公務災害の認定を受けたのは、兵庫県宝塚市の元職員の男性です。男性は1982年から9年間、市の水道局の職員として年に15回から20回程度、浄水場で小学生の社会科見学の案内を行っていました。その際、1回につき10分程度、小学生とともにポンプ室に立ち入っていましたが、そこにはアスベストが吹き付けられていました。その後、男性はアスベスト特有のがんである中皮腫と診断されたということです。
見学でポンプ室に入った小学生は5万人に上るとみられ、男性を支援する団体は、市や国に、調査や健康診断の強化などを求めています。
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