大阪湾に迷い込み死んだクジラ 堺市の産廃最終処分場に埋設へ 1年~2年後に骨格を取り出す想定
1月以降、大阪湾で目撃情報が相次いでいたクジラが動かなくなり、死んでいることが19日確認されました。(取材・報告=古瀬朱里 記者)
大阪の堺泉北港です。クジラの死骸ですが、近くを通る船などとぶつかる危険性があることから、大阪府はこの日午後、岸壁に移動させました。船の横に見えるのが、死んだクジラです。そして、この死骸の処理についてですが、大阪府はさきほど、近くの地中に埋めることを決めました。
1月、大阪湾で目撃情報が相次ぎ、その後、約1か月にわたって、こちらの港にとどまっていたクジラですが、18日、近くを通りがかった船から「息をしていないのではないか」との通報があり、大阪府がこの日確認したところ、死んだことがわかりました。
死因は「餓死」とみられ、クジラが2か月以上、餌を十分食べていないことから、体内の栄養がなくなり、体温が低下したとみられるということです。
大阪府は、クジラの死骸を船でひっぱって、近くの岸壁まで運びましたが、処理の方法については、土の中に埋めることを決めました。
19日はこのまま岸壁の近くで固定しておき、大阪府は20日、死骸を港にあげる方針です。
(Q:今回、大阪府が、埋設するという処理方法を選んだ理由は?)
やはり一番の決め手は、処理にかかる費用です。去年、淀川で死んだクジラ「淀ちゃん」を海に沈める処理では、8019万円という費用がネックとなりました。それに比べて土の中に埋める方法は費用が抑えられ、さらに作業期間も短く、今週中に終えられる見込みだということです。
(Q:どこに埋めるのか?周辺住民などの理解は得られるのでしょうか?)
会議では、クジラの一時埋設場所についても説明がありました。2004年に埋め立てが完了した堺市西区の産業廃棄物最終処分場に運び、その上に土を盛って埋設するということです。クジラの死体が爆発したり悪臭を放つ可能性もありますが、処分場自体が一般の立ち入りが制限されている場所で、近くに住宅はありません。府はすでに漁業関係者や地元関係者への説明を済ませているとしています。
(Q:一時的に埋設するということですが、どのくらいの期間ですか?)
この場所に1年から2年程度埋める予定で、クジラの骨格を取り出す想定だということです。大阪市立自然史博物館からは骨格を提供してほしいとの依頼もあり、今後、活用方法についても検討されます。
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