遺体の身元確認も…震災で家族を亡くした遺族に寄りそう 関西の専門チームが支援 求められる心のケア
能登半島地震からまもなく1か月を迎えます。200人以上が亡くなり、遺族の心のケアが求められている中、関西に拠点をおく専門チームが、現地で支援にあたりました。
能登半島地震の発災から今週木曜日(2月1日)で1か月。
被災地ではいまだ19人が行方不明で、これまでに238人が亡くなりました。
突然、家族を失った被災者。やり場のない怒り、悲しみが襲います。
妻と子ども4人を亡くした男性
「今までいた人が次の日にはいないと思ったら苦しいでしょ。なんで私がこんなことにならなきゃいけないのかなって」
残された家族の心のケアが求められる中、関西から専門の支援チームが派遣されました。
西宮市に本部を置く災害死亡者家族支援チーム「日本DMORT」。医師や看護師などで構成され、被災地の遺体安置所などに赴き、遺族の心のケアにあたる組織です。
どのような支援にあたるのか。私たちは過去に支援チームが警察とともに実施した訓練の様子を取材していました。
遺体安置所で遺族が遺体と対面する場面を想定し、チームのスタッフが遺族と安置所の担当者役に対して実際の現場さながらに対応します。
この訓練のシーンは、母親のお使いで買い物に出た娘が地震で建物の下敷きになり死亡し、両親が遺体安置所で身元の確認を行うところです。
泣き崩れる母親に対し、DMORTのスタッフは傍らで腕をさすり、倒れないよう体を支えます。
父親役の男性「(娘は)治療されたんでしょうか?」
支援チームの医師「発見された時には心肺停止の状態で、治療の施しようがない状態だということで病院には運ばれていません」
医学的な見解を踏まえ、犠牲者の状況を説明するのも大切な役割です。
父親役の男性「(怒号)」
感情がどのように表に出ようとも、スタッフは家族のそばを離れず寄り添い続けます。
今回の能登半島地震でも発災4日目に12人のチームが現地に入り、1日に5組~20組の遺族の対応にあたったといいます。スタッフの看護師は「元日の本当なら家族団らんの暖かく楽しいはずの時間に起こり、残酷な災害となった」と話しました。
あまりにも多くのものを奪った今回の震災。何を教訓とできるのか。せめてできる備えは進めておかなければなりません。
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