金融庁 損保ジャパンとHDに業務改善命令 「上意下達の企業文化」と指摘(2024年1月25日)
ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、金融庁は損保ジャパンと親会社のSOMPOホールディングスに対し、業務改善命令を出しました。
鈴木金融担当大臣
「両社に対しては、本件を重く受け止め、こうした事態を二度と起こさないよう、抜本的な改善対応を求めて参ります」
金融庁は損保ジャパンとSOMPOホールディングスに対し、保険金不正請求問題を巡る経営責任の明確化に加え、顧客よりも自社の利益を優先する企業文化の是正などの業務改善命令を出しました。
損保ジャパンについては、「ビッグモーターによる不正請求について、出向者から報告を受けていたにもかかわらず、放置した」「親会社であるSOMPOホールディングスの強いプレッシャーなどを背景に社長が不適切な経営判断を行った」などと認定しました。
また、顧客の利益より自社の営業成績に価値を置き、社長など上司の決定には異議を唱えない上意下達の企業文化だとも指摘しています。
一方、SOMPOホールディングスについては、損保ジャパンに対する経営管理が十分に機能していないことなどが問題だとしました。
両社には3月15日までに業務改善計画を出すよう求めています。
金融庁の処分を受け、損保ジャパンとSOMPOホールディングスは26日、会見を開くとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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