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【中継】市民が”火炎瓶作製”「準戦時体制」 佐藤和孝氏が現地報告
ウクライナでは6日も首都キエフ近郊など各地でロシア軍による攻撃が続き、民間人にも被害が出ています。西部リビウから、アフガニスタンやイラク戦争など様々な戦地で取材をしてきたジャーナリストの佐藤和孝さんの報告です。
──リビウの町は今、どのような状況でしょうか?
現地は現在、午前10時くらいで、時折、雪が降って寒い状況です。私が立っているのは市の中心で、後ろに見えるのは市庁舎になっています。通常ですともっと人であふれかえっているのですが、人はまばらです。
現在リビウは会社もやっていません。閉まっています、ほとんど。学校、幼稚園から小学校、大学まで全部休校の状態です。
多くの人は、ボランティア活動にかり出されている状況なんですが、たとえば周辺から来る避難民の方々の世話をするとか、ロシアと対抗するために火炎瓶を作るとか、あとは戦闘車両のカムフラージュの制作に関わっているとか、様々なボランティア活動に多くの市民の方々はかり出されている状態です。
つまり、“準戦時体制”のような状態だといっても過言ではないと。
──佐藤さんは5日からウクライナに入ったということですが、国境周辺はどのような様子でしたか?
国境は、私たちが来る、入る方はそれほど混雑はないんですが、出る方はものすごい人の波がとどまっていて、車も完全にスタックしている、つまり止まっている状態です。
出てくる方々は、ぜんぶ女性と子供たちなんですね。つまり、現在ウクライナは総動員令が出されています。18歳から60歳の成年男子は、ボランティア活動や防衛、銃を持って戦場に行くとか、そういったような状況です。
──ロシア軍が攻撃を強めていく中で、リビウに攻撃をしかけていない理由はなんだと考えますか?
たぶん、ここが最後の脱出ポイントになると思うんですね、ポーランド方面ですけど。現在、ウクライナ各地から電車やバスなどで多くの避難民が集まってきている。そこで、それをふさいで攻撃するようなことになれば、世界の、人道的な見地から、様々な非難を浴びるんだろうと考えるので、ここは最後の最後まで開けておくのではなかろうかなと。これは全く今後の戦況次第でわかりませんが、今はそのように考えています。
──街の人に取材してみて、今の状況についてどのような声が聞かれましたか。
戦火がどんどんこちらの方に迫っていると。ウクライナは現在、戦争状態であるという認識を、多くの方々が持っていますから、非常にナーバスになっているという状況です。
話を聞いたら、何がこれから起こるか恐いと多くの方々が答えています。
──佐藤さんが今まで取材した場所と違うことなど、今までの経験から、実感としてどうでしょうか?
アフガニスタンだとか色んなところに行ってきましたけれども、第二次世界大戦以降、ソ連(ロシア)の正規軍がこれだけ全力をかけて一国を支配しようとしている。これは僕も今まで歩いてきた戦場とは全く違う状況で、これからこの国がどんなことになるのか、また世界がどんなことになるのか、非常に僕自身も恐ろしいと思います。
──佐藤さん、今後、どのようなポイントに絞って取材を続けていこうと思っていますか?
僕自身はもちろん、戦闘地域がどのようになっているのかということも取材したいと思います。ただ、もう一つは人道的な見地から、市民の方々がどういう思いで生きているのか、そういったところを取材していきたいと考えています。
(2022年3月7日放送『news every.』より)
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