【独自】足立区死体遺棄 逮捕直前のフィリピン人女の様子は 女の母らが証言｜TBS NEWS DIG
東京・足立区で住宅の床下から夫婦の遺体が見つかった事件。逮捕されたフィリピン国籍の男と女の家族がJNNの取材に応じました。容疑者が逮捕直前に家族に語ったこととは。
スーツを着てポーズを決める男。フィリピン国籍のデラ・クルース・ブライアン・ジェファーソン容疑者（34）です。東京・足立区の住宅の床下に、この家に住む高橋徳弘さん（55）と妻の希美江さん（52）の遺体を遺棄したとして逮捕されました。
その後の捜査関係者への取材で、現場に残された血痕から、夫婦のほか、デラ・クルース容疑者のDNA型が検出されたことが新たにわかりました。デラ・クルース容疑者は右手にけがをしていて、警視庁は夫婦と揉み合いになった際にけがをした可能性があるとみています。
取り調べに対し…
デラ・クルース容疑者
「女に依頼され手伝った」
逮捕された際、このような趣旨の供述をしていたといいます。
その「依頼した女」とされるのが夫婦の息子の元交際相手で、同じく死体遺棄の疑いで逮捕されたモラレス・ヘイゼル・アン容疑者（30）。
モラレス容疑者が生まれ育ったのは、フィリピンの首都・マニラからおよそ100キロ離れた“地方都市”。そこで、母親らが取材に応じました。
モラレス容疑者の母親
「（Q.娘と最後に連絡をとったのはいつ）1月18日（逮捕前日）です。いつもと変わらない感じで普通に話をしました。今回の事件について知った時は、とても信じられない思いで無念でした」
20代前半で「出稼ぎ」のために日本に渡ったというモラレス容疑者。今月、“正月休み”で帰省し、家族と一緒に過ごしていたといいます。
モラレス容疑者の母親
「一刻も早く真実を明らかにしたいのです。とても困惑しています。娘にかけられている容疑は、事実ではないと信じています」
さらに取材を進めると、デラ・クルース容疑者の実家もおよそ100メートルしか離れていない近所にあることがわかりました。デラ・クルース容疑者の祖母は…
デラ・クルース容疑者の祖母
「あの子は小さい頃から今まで、犯罪に関わったことはありません。日本に旅立つ前に何か悩んでいる様子もありませんでした。孫が今回の問題を 乗り越えることを願っています」
警視庁は、2人が高橋さん夫婦が死亡したいきさつについても事情を知っているとみて捜査しています。
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