「不快に感じる人が…」ペットとの避難生活も課題 遠い施設へ移った男性は妻を亡くして愛犬が心の支え_1/23
能登半島地震は、ペットと暮らす人たちの日常をも襲いました。ペットとの避難を余儀なくされた人がいま思うこととは。
石川県輪島市の避難所に飼い主と避難した雑種犬の「トラマル」。
被災者のアイドル的存在となっていますが、長引く避難生活で飼い主は複雑な心境を抱いていました。
愛犬と避難した水口知代さん
「もしかしたら不快に感じる人がいるかなって思いながら、負い目を感じながら、そこはどうかなって…」
鳴き声やにおいで、周りに迷惑がかかっていないか…。
受け入れられた今も、不安を感じていました。
ペットと共に避難する人たちを受け入れている小松市の避難施設です。
輪島市で被災した中竜夫さん(71)。
震災から約2週間後、愛犬「クロ」とともに救助されました。ペットと共に避難できる場所を探し、自宅から100キロ離れたこの場所にたどり着きました。
愛犬と避難した中竜夫さん(71)
「家に残ろうかなと思ってたが、こいつ(犬)置いて行かれんもん」
いま、ここではペットを連れた被災者7世帯が避難していて、中さんが入居した後いっぱいになりました。いまは、キャンセル待ちの状態です。
この場所へ着く2日前。長年連れ添った妻・紀子さんが、避難生活のさなかで帰らぬ人に…。
愛犬と避難した中竜夫さん(71)
「いつも、かあ(妻)と(クロは)口げんかみたいなのをしとった。棺を開けてクロに見せたけど、ワンって言えと言ったけど、何も反応しなかった。『いつもいる人がいないな』くらいしか思っていないかも」
妻を亡くし、慣れない避難生活の中、愛犬との生活が大きな心の支えです。
愛犬と避難した中竜夫さん(71)
「守ってやらんとかわいそう。俺が達者な間は、守ってやりてえなと思う」
有事の際、ペットを連れてどう行動すればいいのか。阪神・淡路大震災を経験した神戸市は昨年、ガイドラインを定めました。
神戸市の避難所では原則ペット専用の避難スペースを設けるほか、離れ離れにならないよう、首輪の内側に飼い主の連絡先を記載しておくことなどを呼びかけています。
終わりが見えない避難生活の中、家族の一員であるペットの安全な暮らしも災害の大切なテーマの一つです。
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